湯の釣温泉旅館渓仙閣

子連れ家族のための温泉ポイント

湯の釣温泉旅館渓仙閣体験レポート

正確には天ヶ瀬温泉ではないもよう。天ヶ瀬温泉の温泉街よりも上流の大分・玖珠方面に少し遡ったあたり、湯の釣温泉の一軒宿として「渓仙閣」はある。

天ヶ瀬温泉パスポートは1,200円で3湯入れるが、山荘天水、浮羽と2湯続けて800円のところに入り、もう十分もとは取れていた。そこで最後の一ヵ所としてやってきたのがここ「渓仙閣」。立ち寄り入浴料は500円とそれほど高くはないが、なんとなく秘湯然として惹かれるものがあった。

川の対岸の奇妙な岩肌

駐車場に車を停めて、最初に驚いたのは川のの対岸の岸壁。ぱっくりと大きく口を開けたようにえぐれていて、もしかしたらお風呂からもあれが見えるんだろうかとわくわくした。

受付は大変感じ良く、今だと\露天風呂を貸切でお使いいただくことになるのですが、良いですか？と申し訳なさそうに仰る。

えっ、なんですって？貸切？
はい、コロナ禍の対応として、できるだけ貸切で使っていただこうと…

貸切家族風呂の札と脱衣所

川に面した露天風呂はとても雰囲気が良かった。これは最高なのでは。

というか、申し訳なく思わないでください。むしろ貸切で使わせてもらっちゃっていいの？と思う。ぜいたくすぎ！

残念ながらさっき駐車場から見えた奇岩は見えなかったが、貸切で使うには広すぎるほど。

お風呂の塀の上にはこんな景色が

泉質は天ヶ瀬温泉のちらしによるとナトリウム―炭酸水素塩・塩化物泉になっているが、オフィシャルサイトでも浴室入口の札でも単純泉と書かれている。なお、私たちが使わせてもらった脱衣所・露天風呂には分析表の掲示は見当たらなかったと思う。

もう一つの湯口？

湯口からははっきりとした金属臭。キシつきがほとんど感じられず、ただひたすらとすべすべ感が強調して思えるるのは天ヶ瀬温泉の他の宿とは違う印象だ。お湯の色は完全な無色透明ではなく、ほんのりと色づいているように見える。

渓仙閣の貸切家族風呂（露天風呂） - Spherical Image - RICOH THETA

渓仙閣の貸切家族湯（露天風呂）の360度画像

なんだか癒されるお湯で、ついついのんびりと入ってしまった。もうちょっともうちょっとと後を引く系の、あがりたくなくなるタイプのお湯だった。