子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆ お湯は適温 、塩泉なので長湯に注意
- 設備★★★★★ 雰囲気★★★★☆ 家族湯あり、子連れで楽しめる
子連れ家族のための温泉ポイント
別府で遊べる大きな日帰り温泉と言えばやっぱりここなんだろうな、「ひょうたん温泉」。初めて鉄輪に来たとき、夜、ひょうたん温泉の裏手辺りを歩いていて猛烈な湯けむりに包まれた。はえ~さすが別府、さすが鉄輪と思った覚えがある。
さて、ひょうたん温泉がどんな所かというと、まず別府随一のテーマパーク温泉だ。趣向を凝らした大浴場、露天風呂のほか、セルフ砂湯、家族風呂、温泉蒸気吸入、湯雨竹の足湯、レストランなど盛りだくさん。インバウンド受けも良さそうだ。
しかし、2度目にひょうたん温泉に来た時に取材させてもらって、実はとても奥の深い温泉だとわかった。そもそも元々は創業者の河野順作氏が奥さんのリウマチ治療のための温泉施設を作ったことが始まり。大正11年のこと。昔は「ひょうたん閣」という本当にひょうたんの形をした展望台が田んぼの真ん中に建っていたというのだから酔狂というほかない。しかしその「ひょうたん閣」は空襲の標的になるからと戦時中に解体されてしまう。
その他、温泉の設備やこだわりはこちらの記事を読んでいただければ幸い(けっこう詳しく書いた)。
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別府「ひょうたん温泉」のこだわりを知ればもっと楽しくなる
ここでは使い切れなかった写真を紹介して行こうと思う。
お湯的には弱酸性の塩化物泉というのが珍しい。弱酸性のお湯自体がわりと少ないのに、さらにそれが塩化物泉なのは鉄輪の一部ぐらいとか。確かにちょっと酸っぱいお湯で、キシつきがあり、においはほとんどなし。そしてよく温まる。肌に近い弱酸性で保湿効果ありというのはありがたいかも。
ひょうたん温泉(露天風呂) - Spherical Image - RICOH THETA
ひょうたん温泉の源泉は2本。別府には湯雨竹という温泉の自然冷却システムを利用しているところが多いが、このひょうたん温泉ではうち1本を巨大湯雨竹で一気に冷却し、熱い源泉と混ぜながら適温に調節しているとのこと。けっこう熟練の技なのだそうだ。この巨大湯雨竹はお客さんから見えないところに設置してある。
ひょうたん温泉(内湯) - Spherical Image - RICOH THETA
ひょうたん温泉の貸切家族風呂は全部で14室。コイン式の温泉浴槽に加えて、全てにむし湯と水風呂が付く。
別府温泉郷はどこの施設もお湯は良くて当たり前というレベルの高さだが、観光客がどこか1ヵ所だけ日帰り温泉に入りたいと思うなら、バリエーション豊富でたっぷり楽しめる「ひょうたん温泉」を選ぶのはアリだと思う。
まさにここは別府のエンターテインメント温泉!