別府 鉄輪温泉 ひょうたん温泉

ミシュラン三ツ星の別府の日帰り温泉テーマパーク

[2022年6月、2020年7月、2018年6月のデータ ただし入浴料、営業時間等は2021年6月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆ お湯は適温 、塩泉なので長湯に注意
  • 設備★★★★★ 雰囲気★★★★☆ 家族湯あり、子連れで楽しめる

鉄輪温泉 ひょうたん温泉 体験レポート

ひょうたん温泉
別府 鉄輪 ひょうたん温泉

別府で遊べる大きな日帰り温泉と言えばやっぱりここなんだろうな、「ひょうたん温泉」。初めて鉄輪に来たとき、夜、ひょうたん温泉の裏手辺りを歩いていて猛烈な湯けむりに包まれた。はえ~さすが別府、さすが鉄輪と思った覚えがある。

ひょうたん温泉の外観
ひょうたん温泉の外観

さて、ひょうたん温泉がどんな所かというと、まず別府随一のテーマパーク温泉だ。趣向を凝らした大浴場、露天風呂のほか、セルフ砂湯、家族風呂、温泉蒸気吸入、湯雨竹の足湯、レストランなど盛りだくさん。インバウンド受けも良さそうだ。

ひょうたん温泉の中庭広場
ひょうたん温泉の中庭広場

しかし、2度目にひょうたん温泉に来た時に取材させてもらって、実はとても奥の深い温泉だとわかった。そもそも元々は創業者の河野順作氏が奥さんのリウマチ治療のための温泉施設を作ったことが始まり。大正11年のこと。昔は「ひょうたん閣」という本当にひょうたんの形をした展望台が田んぼの真ん中に建っていたというのだから酔狂というほかない。しかしその「ひょうたん閣」は空襲の標的になるからと戦時中に解体されてしまう。


ひょうたん温泉の名物「瀧湯」

その他、温泉の設備やこだわりはこちらの記事を読んでいただければ幸い(けっこう詳しく書いた)。

別府「ひょうたん温泉」のこだわりを知ればもっと楽しくなる
ここでは使い切れなかった写真を紹介して行こうと思う。


2019年にリニューアルして新設した女湯の「風の露天風呂」

お湯的には弱酸性の塩化物泉というのが珍しい。弱酸性のお湯自体がわりと少ないのに、さらにそれが塩化物泉なのは鉄輪の一部ぐらいとか。確かにちょっと酸っぱいお湯で、キシつきがあり、においはほとんどなし。そしてよく温まる。肌に近い弱酸性で保湿効果ありというのはありがたいかも。

ひょうたん温泉(露天風呂) - Spherical Image - RICOH THETA

風の露天風呂から滝の露天風呂へ
「風の露天風呂」から従来の「滝の露天風呂」へ行く小道
ひょうたん温泉の滝の露天風呂
従来の「滝の露天風呂」。花壇もあります。

ひょうたん温泉の源泉は2本。別府には湯雨竹という温泉の自然冷却システムを利用しているところが多いが、このひょうたん温泉ではうち1本を巨大湯雨竹で一気に冷却し、熱い源泉と混ぜながら適温に調節しているとのこと。けっこう熟練の技なのだそうだ。この巨大湯雨竹はお客さんから見えないところに設置してある。

女湯の従来の内湯
女湯の従来の内湯
ひょうたん温泉の切り石風呂とヒノキ風呂
左が切石風呂、右が檜風呂
盃風呂とひょうたん温泉最古の風呂
従来の女湯内湯 手前が盃風呂で、奥の仏像の足元にひょうたん温泉最古の風呂がある
ひょうたん温泉最古の風呂
ひょうたん温泉最古の風呂とはこのひょうたん型の岩風呂
露天の一角のむし湯
露天の一角にあるむし湯コーナー
ひょうたん温泉のむし湯
むし湯の一つ
ひょうたん温泉(内湯) - Spherical Image - RICOH THETA

リニューアルして新設された女湯のひょうたん風呂
リニューアルして新設された女湯のひょうたん風呂
ひょうたん温泉の夢見の湯
ひょうたん風呂正面の夢見の湯

ひょうたん温泉の貸切家族風呂は全部で14室。コイン式の温泉浴槽に加えて、全てにむし湯と水風呂が付く。


4つある貸切家族風呂の「幕湯 順作」のうち1つ

10ある貸切家族風呂「マツさんの湯ここち」のうち1つ
ひょうたん温泉の冷却装置「湯雨竹」
ひょうたん温泉の冷却装置「湯雨竹(ゆめたけ)」

別府温泉郷はどこの施設もお湯は良くて当たり前というレベルの高さだが、観光客がどこか1ヵ所だけ日帰り温泉に入りたいと思うなら、バリエーション豊富でたっぷり楽しめる「ひょうたん温泉」を選ぶのはアリだと思う。
まさにここは別府のエンターテインメント温泉!

近隣の子連れ遊び場情報

  • 別府ラクテンチ
  • 別府公園
  • べっぷ地獄めぐり