別府温泉べっぷ好楽

子連れ家族のための温泉ポイント

別府温泉べっぷ好楽体験レポート

別府タワーとその周辺

この時の旅行は湯めぐりのコースを夫に一任していた。私がスケジューリングするとしたら、おそらく昼前後は昼前後にしか立ち寄りできないホテル・旅館の温泉を優先し、朝晩、特に朝は早くから開いている共同浴場に充てる…と思う。

べっぷ好楽の外観

しかし夫はとにかく共同浴場を絨毯攻撃ならぬ絨毯訪問することを優先し、結局、ほとんど共同浴場ばかり回ることになった。唯一例外は初日の夜のホテルシーウェーブで、これは私が提案したものだ。

それで―もちろん共同浴場も好きなんだけど、どうもホテル・旅館要素が足りない。結局弓松温泉の後はお互いちょっと別行動を取ることにした。私と夫の88湯スタンプは、かなり重複しているんだけど一部は異なる。私だけで別府に来たこともあるし、私がどこかの宿などの取材中に夫が一人で入りに行ったこともあるからだ。

別府タワーの周辺にはそこそこ大きなホテルや旅館が建っている。しかし公式サイトなどを調べると、コロナ対応で日帰りを休止しているところもあるようだ。とりあえず特に休止とか何も書いていない88湯の宿を2軒ほど足で回って聞いてみたが、残念ながら両方とも日帰りは休止中と断られた。

わんちゃんと入れる温泉もある

「べっぷ好楽」は3軒目だった。二度あることは三度あると思って、ここもダメだろうと半分あきらめ気味だったが、フロントで伺うと入浴OK！

露天風呂は一時的に貸切のみにしているそうだが、大浴場は入れてくれるって。やったね。なかなか小綺麗なお宿で対応もとても感じが良かった。泣きたくなるほどありがたかった。

旅館の大浴場には共同浴場とはまた違った魅力がある。これを独占してのんびりできるのは贅沢。むしろ落ち着かないほどで、浴槽の中央に行ってみたり、隅の方で丸くなってみたり。

41度弱と少しぬるめのお湯で、すべすべ感が強い。今日入ってすべすべ最強と思った「的ヶ浜温泉」に次ぐぐらいにすべすべする。甘いにおいも今日一番の立ち上り方。お湯はほぼ透明だがうっすらと黄緑色がかっている。

源泉掛け流しというがどこから注入されているのかわからない。濁り湯でもないのに？　どうも隅の方の側面が熱いのでたぶんそこから注入されているのかな？

あと、浴槽の内側についた析出物がなかなかアートになっている。思わず凹凸を触って確かめちゃうね。

浴槽の内側の温泉アート（析出物）