天然温泉阿智の湯ドーミーイン倉敷

子連れ家族のための温泉ポイント

天然温泉阿智の湯ドーミーイン倉敷体験レポート

ビジネスホテルチェーンのドーミーインに泊まったのは広島に次いで二度目。もうドーミーインならではの夜鳴きそば、湯上りのアイスキャンディーや乳酸菌飲料のサービスなど至れり尽くせりの無料サービスはだいたいわかっていた。

ドーミーイン名物の夜鳴きそば

で、そういうサービスがいいなと思ってこの時も予約した。漫画が読めたりマッサージチェアが無料になっていたのもよかった。

ドーミーイン倉敷の外観

で、温泉については事前に取材をお願いして撮影させてもらった。お風呂のデザインもドーミーインらしいスタンダードスタイルではあるが、夏場は風鈴を吊るしたりとひと手間かけてある。

泊まった客室

カーテンを開けると…外の景色はイマイチだった

お湯についてはけっこう驚いた。倉敷に温泉のイメージが無かったのもある。温度の低い冷鉱泉であるのは致し方ないが、敷地内の地下500m（意外と浅い）を掘削してポンプアップしている塩化物泉で、なにげに等張性（温泉全体から見るとけっこう濃い方）なのだ。

男湯。右が内湯の加温浴槽で、左が水風呂、正面はサウナ

なお、実際に泊まって入浴した時はほぼ無色透明だったのだが、翌日浴室の営業時間外である昼間に撮影させてもらった時には、なんと黄色くなっていた。黄色くてうす濁り。

内湯から露天風呂の方角

実はこのときはいったんお湯を落として清掃し、新しいお湯を張りたての状態で、雨上がりは濁りが出やすいという話で、ちょうどそんなタイミングだった。

内湯を別の方角から

お風呂のラインナップは、男女それぞれ内湯、露天風呂、サウナとなっていて、内湯と露天の作りは男女ともほぼ同じ。

男湯のみにある水風呂は、実は非加熱源泉浴槽

だがサウナは男湯の方が広く、さらに水風呂は男湯のみにある。しかもこの水風呂、なんと非加熱源泉なのだ。もともと冷鉱泉だから、ボイラーで沸かさないと温泉が水風呂状態なわけだ。

男湯露天風呂

ずるいぞ男湯だけ！と言いたくなるが、その代わりに女湯の方がアメニティ・ドライヤーに質の良いものをそろえているそうだ。どうしても男性の方がサウナ関係の希望が多いし、女性の方がアメニティの充実を喜ぶ声が多いというのだから仕方ない。

男湯サウナ

ととのいいす

ちなみに女湯のシャンプー類は選べるように2種類設置してあった。男湯も含めてさらに夏場はクールシャンプーも用意してこれも人気があるそう。

ここからは女湯画像、まずは脱衣所のアメニティ

お風呂の温泉のにおいは塩素消毒臭は仕方がないとして、海苔の佃煮のようなにおいもする。味はしょっぱさもあるが苦みが強い。

女湯内湯

肌触りは夜に入った時は表面に膜があるような滑り感があったが、朝に入った時はむしろカルシウムっぽい滑りの悪さを感じた。湯上りは少しぺとつく。

女湯の内湯から露天風呂の方角

内湯は露天風呂に向けて額縁のように開けている。露天風呂は展望は無いがちゃんと頭上が開いて露天になっているのがいい。雨が降った時は内湯に入ればいいさ。

女湯のサウナ

浴室の意匠に桜となまこ壁があるのは倉敷の町並みをイメージしているそうだ。

女湯露天風呂