子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆ 滑りやすい泉質なので注意
- 設備★★★☆☆ 雰囲気★★☆☆☆ 脱衣所にベビーベッド代わりになるベンチあり
子連れ家族のための温泉ポイント
実は2019年10月にも一度来ているんだけど、その時は営業時間外で、お願いして写真だけ撮らせてもらった。
ずっと入れなかったことが心の隅に引っかかっていて、2023年に近くを通った時に今度こそ入っていこうと立ち寄った。高齢者向け施設で、魚沼市観光協会のサイトでは日帰り温泉と認識されていない。あくまでも地元の高齢者のためというのが大前提だからかも。
でも県外からのお客さんでも快く入れてくれるよ。ありがたい。
受付が10時から、入浴できるのが11時からで、この時も11時ちょっと前に着いてしまったら、お湯が温いからあと5分待ってねと。元の源泉は冷鉱泉なので、浴用に適した温度まで沸かしている。私としてはぬるくても全然かまわない。というか、沸かしているのだからむしろぬるいのは歓迎と思って、ぬるくてもいいですと言うと、スタッフの方が浴室に確認に行ってくれて、もう温まっているから大丈夫と。
館内は病院のように殺風景。そして浴室はそれほど広くない。
加水加熱循環塩素消毒というのに、えっらい勢いで浴槽の縁から溢れさせている。まるでザコザコの掛け流しのよう。
溢れたお湯が流れる床の上は、温泉成分で染まって茶褐色。鯉を抱き抱えた躍動感ある子供の像が湯口に乗っている。そしてその湯口からはけっこうな勢いで43.5度のお湯が出ている。浴槽内は42度とほぼ適温。
お湯の色は透明で湯の花なども見えないが、色は少し薄茶色かもしれない。消毒しているのは確かながら、特に煩わしいような塩素消毒臭は感じられず、湯口は土のにおいがする。
一番特徴的なのは肌触り。アルカリ寄りの中性重曹泉で、とてもすべすべし、指の間が少しにゅるにゅるする。味見をしてみると出汁の入った薄い塩味。決して味自体は濃くはないが、口の中がいつまでもぬるぬるするようなテクスチャー。
お湯を張りたての一番に入れたせいもあるかもしれないが、循環でもかなり満足度が高い温泉だった。