子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★☆☆ 泉質★★★★★ お湯は少し熱いことが多い、泉質は特に問題なし
- 設備★★☆☆☆ 雰囲気★★☆☆☆ ベビーベッドなどの設備はない
子連れ家族のための温泉ポイント
あの混浴露天風呂で有名な五十沢(いかざわ)温泉ゆもとかんの湯元にして旧館。しかしゆもとかんの公式サイトを見ても存在が見つけられないので、どういう扱いになっているのかよくわからない。
ゆもとかん本館からは2ブロックぐらい離れた場所に建っている。周辺は田んぼと普通の住宅。知っている人しか来ないような立地。
日帰り温泉だけかと思ったら、素泊まり可。自炊もできるそうだ。だいたい月に50人ぐらい泊まるお客さんがいるとのこと。いろいろ教えてくれた受付の奥さんは、私と同じで右耳に難聴があり、この時、NHK朝ドラでやっていた「半分、青い。」の主人公が左耳の聴力を失った場面にかこつけて、私たち、「半分、赤い。」ね、なんて話をした。
浴室は最初男湯と女湯がわからず迷った。ドアを閉めれば書いてあるんだけど、開いた状態で判別付かず。
シンプルな浴室はそれほど広くはなく、さりげにタイルが可愛い。ふだんはかなり熱いという話だが、この日は最初から適温。
カランは水とお湯と両方あり、お湯からは源泉が出る。この蛇口、横を向ければホース無しで勢いで浴槽に投入できるのは笑う。
お湯は無色透明。底に砂のような細かい結晶が散らばっている。お湯の表面ではわずかに薬っぽいにおいだが、湯口の近くではかなりはっきりとしたゆで卵臭。味も美味しいゆで卵味。
カランは硫化水素で黒く染まり、肌触りはキュッときしんで止まるが、時間が経つとすべすべと滑るようになる。
あっさりしているようで、引きずり込まれる系のヤバ目の温泉。温度の割にやけに温まるのが早い。ゆっくり入ると倒れそう。
五十沢温泉は温泉ソムリエの会長が美人の湯のトリプルだと評したそうだ。その源泉はゆもとかん元湯の玄関先の赤いコーンの下で湧いている。