子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★☆☆ 泉質★★☆☆☆ 湯温は少し熱め、泉質は塩分が強く濃いので長湯注意
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★☆
子連れ家族のための温泉ポイント
山の森のホテルふくずみは十日町方面から来て松之山温泉街に入ってすぐに左手にある旅館だ。
子供たちがパパと松之山スキー場でスキーをしている間、温泉巡りの自由時間を貰った私は遅めのお昼ご飯を蕎麦とジャズで売っている滝見屋食堂で食べて、そろそろ時間切れだと時計を見た後、道の斜め向かいにあるふくずみが気になった。
店構えからもしかしたら立ち寄り入浴は受け付けていないのではないかと思ったが、聞くだけ聞いてみるかと受付で伺うと、快く日帰りを受け付けてくれた。
今の名称は「山の森のホテルふくずみ」だが、木の看板には味のある文字で「福住館」と書かれていたので、以前の名前はそうだったのだろう。
入り口前に置かれた手書き看板の「シンデレラアイス」なるスイーツも気になるところ。地元の南瓜を使っているらしい。
ふくずみは入口こそ瀟洒で立派だったけれども、館内は少し古め。
いい意味で気さくな感じがする。
浴室は湯気が籠っている。
窓は広いがすりガラスで窓の外は何も見えない。
ただ天井近くに湯気抜きのために開けてある部分があって、その向こうにしんしんと雪が降っているのが見える。
お湯は松之山のどっしりとした温泉。
うっすらと緑がかって油のにおいが強い。浴槽は四角いタイルで、縁はゆるくカーブしている。
お湯は掛け流しではなく循環仕様だが、それほど鮮度は悪くない。
湯の花が立派で、ナステビュウ湯の花で見たようなアメーバみたいなぶるぶるとしたものが大理石の湯口から垂れ下がっている様子は、何だか湯口の一部が溶けてぶらさがっているようにも見える。
ふくずみの入浴で今日の松之山温泉巡りはおしまい。
入り口には感じの良い足湯があったが、座るところも雪でぬれていて誰も使っていなかった。