子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★★ 泉質★★★★☆ 幼児3歳まで無料、設備は整っている
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★☆☆☆ 日が暮れると露天風呂から電飾が見えるようにするなど子供が喜びそう
子連れ家族のための温泉ポイント
初めて夜間高速バスで奈良旅行をした際に、帰りのバスの発着時間までどうやって時間をつぶそうと思って選んだのがここでの入浴・休憩。
神社仏閣や美術館、資料館などの観光名所は夕方には門を閉めるし、食事をするにしても何時間も粘るというものではない、そんなときに助かるのが夜中まで営業している街中の日帰り温泉。
スーパー銭湯系の日帰り温泉ならば、入浴料も一人千円未満、バスやタクシーを使うにしても最寄駅からのアクセスも比較的容易で、お風呂も多種多様、食事処や休憩室も付いている。古都の風情みたいなものは期待できないが。
ゆららの湯は奈良県で奈良店と押熊店の二店舗を持つスーパー銭湯系日帰り温泉だ。
朱雀の湯という炭酸水素塩泉を引いていて、内風呂、露天風呂、サウナの他、食事処や岩盤浴、エステとカットサロンなども備えた施設になる。
公共交通機関でアクセスするには、近鉄奈良駅もしくはJR奈良駅から恋の窪町行きのバスに乗る必要がある。
最初はバスでと思っていたけど、結局日が暮れていたのでいろいろ不安もあり、ゆららの湯の行き帰りはタクシーになった。
とにかくここは混んでいた。
奈良に観光に来てから寄った場所の多くは観光客向けだったが、ここは本当に地元の人ばかりのスーパー銭湯。
設備は何もかもそろっているが、お湯は塩素臭い。多分色は茶色く濁っているんじゃないかと思うのだが、なにぶん夜なのでよく見えない。肌触りはきしつきがあり、しばらく入っているとべたつきも感じる。
お湯の色は見えないが、それでも茶色いんだろうと思うのはタオルに色がつくから。体を拭いたタオルはかなり思いっきり茶色く染まる。
アトラクション風呂のたぐいが多く、内湯の人工炭酸泉がぬるめで特に人気。
露天風呂の足湯に行くと、ほとんどの人が足湯と言うより寝湯として使っていて笑った。
露天風呂にある横に長い岩風呂に入って岩の壁を背にすると、真正面にタクシーから見えた作り物の花火が見える。
屋根から空中に放射線状に延びる電飾を設置して、点滅したり色が変わったりするようにしている。小さい子供なんて大喜び。
花火だけじゃなく、露天風呂の樹木にもクリスマスイルミネーションみたいな青と白の電飾が巻きつけてあり、ピカピカと光っている。
観光客の自分としては、古都のイメージとは違う雰囲気の場所で旅行最後の時間を過ごしたわけだが、全身洗って、髪も洗ってすっきりさっぱり。
これで夜行バスで帰る準備は整った。