洞川温泉 宿 花屋徳兵衛

洞川温泉最古の宿

  • 所在地 奈良県吉野郡天川村洞川217 TEL 0747-64-0878
  • 泉質 単純温泉(低張性弱アルカリ性低温泉) 源泉名:洞川温泉「新泉」
  • 日帰り入浴 おそらく不可(宿泊者のみ)
  • 設備等 男女別内湯(うち片方は半露天風呂)、貸切風呂など
  • 公式サイトURL https://www.tokubei.jp/
  • 私が旅色に寄稿した洞川温泉 宿 花屋徳兵衛を紹介するプラン記事 奈良の洞川温泉へ夫婦旅 絵になる温泉街を満喫」
[2022年8月のデータ、ただし一部は2023年11月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆   お湯は適温
  • 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★☆ 貸切風呂あり

洞川温泉 宿 花屋徳兵衛 体験レポート

洞川温泉 花屋徳兵衛の暖簾

特に日が暮れて灯りが灯りだした頃に映える温泉街の一つが奈良県の洞川(どろがわ)温泉。通りに沿って時代がかった木造建築の宿が立ち並び、凝った意匠の屋根や玄関目を奪われつつ浴衣姿でそぞろ歩けば、タイムスリップしたような気分さえうかがえる。

花屋徳兵衛の縁側
宿 花屋徳兵衛の外観(縁側)
花屋徳兵衛の館内
館内(1階)

しかし温泉としての歴史は浅く、はっきり言ってしまうと温泉そのものも温度の低い単純泉を循環使用している宿がほとんどだと思われる。

泊まった客室
泊まった客室
花屋徳兵衛の客室
真新しく広々としていた
客室のテラス
板張りのテラスも付いている

つまりここは温泉地というのは後付けで、もともとは大峯山で修業をする行者さんたちの宿場として栄えてきたところなのだ。

洞川温泉の縁側
縁側は行者さんたちが利用していたころの名残
縁側の提灯
講の名前が書かれた提灯が下がる

そう思えば、宿の縁側にぶら下がる講と書かれた提灯や、やたらと多い陀羅尼助(だらにすけ)を販売する店などに歴史を感じざるを得ない。

花屋徳兵衛の夕食
夕食…障子をちょっと開けてあるのがにくいね
花屋徳兵衛の朝食
こちらは朝食

そんな洞川温泉で最も古い宿というのが、ここ、泊まった「花屋徳兵衛」だった。

見下ろす洞川温泉
2階の部屋から見下ろした景色

だから温泉街でもひときわ目立つ場所に目立つ建物でもある。2階から通りを見下ろすと、なんだか江戸時代の旅人になって、時代劇に出てくる町並みを見下ろしているような気分にさえなる(自動車が見える?気のせい)。


談話室ものぞいてみる
花屋徳兵衛の談話室
外観とはまた違った雰囲気で良い

「花屋徳兵衛」は、外観は当時の趣を活かしたまま、館内はとても綺麗にリフォームされている。お部屋も談話室もセンス良く快適。食事も良かった。

花屋徳兵衛の半露天風呂
半露天風呂の後鬼の湯

お風呂は男女別の浴室を昼と夜で入れ替える。このほかに貸切風呂があるが、こちらは利用しなかった。

花屋徳兵衛の半露天風呂の湯口

浴室はどことなくスタイリッシュな雰囲気の「前鬼の湯」と、坪庭の見える半露天風呂の「後鬼の湯」。洞川温泉そのものが、役行者の高弟「後鬼」の子孫の里とも呼ばれているのが由来だ。

前鬼の湯の洗面台
こちらは前鬼の湯の洗面台

で、お湯に対するコメントだが………

………

…特にない。無色透明で、温泉…まあ温泉かな。うん。

花屋徳兵衛の前鬼の湯
スタイリッシュな雰囲気の前鬼の湯
花屋徳兵衛の前鬼の湯の湯口

でもそんなのは関係ないんだ。洞川温泉の価値はそんなところにはない。私はこの温泉地がとても楽しかったし、通りにも宿にも感激した。それでいいよね?おもちゃみたいなモノレールで登る近くの観光地「面不動鍾乳洞」もめちゃめちゃ面白かったよ。

夜の洞川温泉街
夜の洞川温泉街と宿 花屋徳兵衛

近隣の子連れ遊び場情報

  • 面不動モノレール
  • 面不動鍾乳洞