子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆
- 設備★★★★★ 雰囲気★★★☆☆
子連れ家族のための温泉ポイント
10ヵ月前に泊まった温泉をレポートしようと思ったら閉業していた…。
長崎県の福島温泉というところ。松浦市の福島という島にあるから福島温泉。この島の唯一の温泉宿として、たぶん国民宿舎とかそんな感じだったと思う。島だけど橋でつながっているしそんなに離島らしさはない。
長崎県旅行の最後にここを選んだのは、この旅の目的の一つが長崎県のできるだけ広範囲を観光しようと思っていたからで、県北部の適当な場所にじゃらんだの楽天だのから気軽に予約できる天然温泉の宿がここしかなかったからだ。同じ長崎県でも島原半島なんていっっくらでも温泉湧いているのに、ないところにはない。
2011年に建て替えて(その建て替えの時に不正が行われたとして市の責任を追及する裁判が行われている)綺麗になり、コスパが良い宿だったと思われる。内海に面していて「絶景」という触れ込みだ。
だから日が沈む前に到着して日没を部屋からのんびり眺めたかった。がしかし、軍艦島に上陸していたので間に合わなかった。到着は日が沈み切り、まだ僅かに西の空が暗く成りきっていない時刻。
宿泊客はほとんどいなかった。なんせ世間はGOTOトラベルで湧いている時期で、我々も例外ではなくこの「つばき荘」以外は奮発した。みんながみんなそんな傾向にあったため、元からコスパの良い国民宿舎などは閑古鳥が鳴いたわけである。今こうして閉業になってしまった原因の一部がそこにあるのかないのかはわからないが。
なんにせよまだまだ施設は綺麗だったので、閉業はもったいない。
大浴場には露天風呂もあるのだが、チェックイン時にフロントに「平日はお湯を入れてない」と言われた。がっかり。
内湯は浴槽が大小二つ。温度をたがえてあり、ぬるい方の温度は40.5度、熱い方は43.8度だった。
源泉は塩化物泉で、しかも高張泉なのだからそれなりに特徴が感じられると思ったのだが、第一印象は薄い。あまりこれといって…という感じ。
ただ、大浴場前に子供の遊び場があったし、食事なども豪華さはないもののちゃんとしていた。お値段に対して悪くない宿なのだ。そして実際に窓からの景色はいいし、2階のテラスも洒落た感じに作ってある。
夜に周辺を散歩したことが印象に残っている。周りにはあまり灯りもないのだが、星は綺麗だったよ。