子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆ お湯は適温、塩分が濃いので長湯には注意
- 設備★★★☆☆ 雰囲気★★★☆☆ 脱衣所に長椅子あり
子連れ家族のための温泉ポイント
飛行機とか高速バスとか便数が限られている交通機関の待ち時間をどうするかはいつも悩む。渋滞の可能性などを考慮すると、少し早めに近くまで行って時間をつぶしていたい。それが温泉なら言うことなし。
長崎空港は橋で繋がった離島にあり、長崎の中心地からはかなり離れている。もちろん鉄道も通っていないので、レンタカーじゃなければ後はバスしかない。しかしおあつらえ向きのところに日帰り温泉があるのよ、それが「サンスパおおむら ゆの華」。
長崎市内から空港へ向かう路線バスを、空港の手前の「試験場前」というバス停で下りて8分歩いて「ゆの華」に行く計画を立てた。しかしこれだと思って乗ったバスは予定していた便ではなく、空港行きの特急バスだったので「新地中華街」から先はノンストップで「試験場前」には止まらず、そのまま空港まで着いてしまった。仕方なく、空港から別の路線バスで「試験場前」バス停までいったん戻る。なんか遠回りしているようで癪だ。しかも「試験場前」バス停は「サンスパおおむら」を過ぎたところにあるので、また日の暮れた道を8分歩いて戻るのも癪だ。
「サンスパおおむら」前のバス停から空港に行く路線バスもあるのだが、便数が少ない。でも次はこれを使って飛行機に間に合うように空港に戻る必要があるから、乗り場も含めてチェックしてから温泉に入ることにする。
夜の「サンスパおおむら」は一大アミューズメントパークのようだ。日帰り温泉の「ゆの華」の他に、ファミレス、カラオケ、空港パーキングなどがあり、大きなネオン看板が立っている。
イルミネーションのゲートを通って受付へ。受付のスタッフはとても親切で感じが良い。ロッカーに入りきらないスーツケースも預かってもらった。
浴室は決して広くない中に、盛りだくさんのお風呂が詰め込まれている。脱衣所から直接内湯にも露天風呂にも行かれるようになっている。
なんというか、第一印象はお風呂の長屋みたい。内湯も露天も縦に細長く、内湯は手前から圧注浴系2つ、温泉浴槽、洗い場、奥にサウナと水風呂。露天は手前から畳の寝ころびスペース、温泉の寝湯、温泉の岩風呂、歩行浴、ちょっと熱めのミストサウナのようなサウナ小屋。あまりゆっくりはできなかったから、抜けている部分もあるかも。
内湯の温泉浴槽はちょっと変わっていて、奥の方が一段深くなっている。
お湯は含鉄の濃い塩化物泉で、色は少し黄色も入っているが、ほぼ無色透明。においは塩素消毒集のうすいやつだが、しっかり高調性の塩化物泉らしい入りごたえがあってバカにできない。肌触りは少しすべすべ。
帰りは先ほど調べた路線バスに乗るつもりだったが、たまたま空港パーキング用の送迎車を見つけて、さすがにこれはパーキング利用者向けで日帰り温泉客は対象外だと思ったが、ダメもとで乗せてもらえるか聞いてみたところ、なんとOKと。
「ゆの華」の受付に戻って手続してくれば乗せてもらえるというので、もう一度受付に戻って空港に行きたい旨伝えると、券を出してくれた。それを持って空港パーキングの受付に行けば空港まで送ってくれるそう。
全然知らなかったよ、公式サイトにもアクセスはマイカーのことしか書いてないんだもん。知らなかったからわざわざ空港から路線バスで離れたバス停経由で来ちゃったよ。なお、帰りだけでなく行きも電話をすれば空港まで送迎車が迎えに来てくれるんだって。ものすごく親切じゃん。もうちょっと早く知りたかったってば。