子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆ お湯は適温
- 設備★★★★★ 雰囲気★★★★☆ 脱衣所にベビーベッドあり、ベビーチェアあり
子連れ家族のための温泉ポイント
雲仙温泉で自家源泉の宿。温泉街の中心地である八万地獄やメインストリートからは少し離れた「おしどりの池」の畔に建つ。
雲仙のお湯というと、白濁した硫黄泉というイメージがあるが、それを覆す透明に近い単純泉。でも単純泉とはいっても弱酸性で、実はpH的にほぼ酸性泉に近い。pHが3より数値が低ければ酸性泉になるのだが、東園の源泉のpHは3.2。温泉分析は10年に一度測りなおす必要があるが、測るたびに3前後をうろうろするらしくて、この時たまたま酸性泉の基準に満たず単純泉の扱いに。前回分析したときは酸性泉だったという。
湧出場所は1個所ではないようで、裏手にある何本かの源泉を集めて、基本非加水非加温掛け流しで湯船に注ぐ。ただし冬季のみ露天風呂を加温する。宿泊したのは12月で、まだギリ非加温だと言っていた。分析書では源泉温度40度とあるが、実際は50度あるらしい。たぶん複数の源泉の集め方で温度は変わってくるような気がする。
宿としてはとても上質。部屋も食事もサービスもとても良かった。どこか雲仙温泉の日帰り施設に行こうと玄関まで行くと、すかさず「車でお送りします」と声をかけてくれるのもありがたい。
さて、お風呂についてだが、内湯は熱いお湯とぬるいお湯の2つの浴槽がある。熱い方は高い位置にあり、やけどしそうに熱い源泉を窓側のスリットから大きな段差を流して、さらに窓際の低い位置の浴槽に入れることにより、温度に差をつけている。高い位置のお風呂は43度ぐらい、窓際のお風呂はかなりのぬる湯になっていた。
露天風呂はその中間ぐらいの温度で、適温ぬるめ、気持ちよく入れた。一応おしどりの池に面している。それを言うなら内湯の窓からもおしどりの池がよく見える。
温泉はほぼ透明だが、浴槽内などは鉄分で赤茶色に染まっている。160mg以上とメタケイ酸が多いのも自慢。においは鉱物臭だが、有機的なにおいも混ざり、鉄のなまった感じのにおいもする。
肌触りは少しすべすべするかな。そんなに強くはない。刺激もない。まあ一般的なお肌も弱酸性ということですし。湯上りは肌に温泉のにおいが残る。
サウナもあって、これが意外と本格的に熱い。水風呂は水道水ではなく山の水使用ということで、スッキリ、かつ冷たすぎなくて良い。
温泉に関してはこのぐらい。お部屋や食事に関してはYahoo!ニュース エキスパートに紹介した記事を参考にして。⇒【雲仙温泉】全室がレイクビュー!雲仙らしからぬ自家源泉のリゾート旅館に泊まってみた