雲仙温泉 東園

自家源泉の旅館

[2023年12月のデータ ただし一部の情報は2025年4月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆ お湯は適温
  • 設備★★★★★ 雰囲気★★★★☆ 脱衣所にベビーベッドあり、ベビーチェアあり

雲仙温泉 東園 体験レポート

雲仙温泉東園

雲仙温泉で自家源泉の宿。温泉街の中心地である八万地獄やメインストリートからは少し離れた「おしどりの池」の畔に建つ。

雲仙温泉東園の外観
東園の外観
東園のロビーとおしどりの池
ロビーからもおしどりの池が見える

雲仙のお湯というと、白濁した硫黄泉というイメージがあるが、それを覆す透明に近い単純泉。でも単純泉とはいっても弱酸性で、実はpH的にほぼ酸性泉に近い。pHが3より数値が低ければ酸性泉になるのだが、東園の源泉のpHは3.2。温泉分析は10年に一度測りなおす必要があるが、測るたびに3前後をうろうろするらしくて、この時たまたま酸性泉の基準に満たず単純泉の扱いに。前回分析したときは酸性泉だったという。

ロビー
ロビーの角度を変えて
ウェルカムスイーツ
ウェルカムスイーツのオリジナルカヌレ

湧出場所は1個所ではないようで、裏手にある何本かの源泉を集めて、基本非加水非加温掛け流しで湯船に注ぐ。ただし冬季のみ露天風呂を加温する。宿泊したのは12月で、まだギリ非加温だと言っていた。分析書では源泉温度40度とあるが、実際は50度あるらしい。たぶん複数の源泉の集め方で温度は変わってくるような気がする。

東園の客室
泊まった客室
東園の和洋室
ベッドルームは別にある

宿としてはとても上質。部屋も食事もサービスもとても良かった。どこか雲仙温泉の日帰り施設に行こうと玄関まで行くと、すかさず「車でお送りします」と声をかけてくれるのもありがたい。

東園の夕食
夕食
料理長の寿司サービス
夕食の最後は客席に料理長が来て自ら寿司を握ってくれる
東園の朝食
朝食

さて、お風呂についてだが、内湯は熱いお湯とぬるいお湯の2つの浴槽がある。熱い方は高い位置にあり、やけどしそうに熱い源泉を窓側のスリットから大きな段差を流して、さらに窓際の低い位置の浴槽に入れることにより、温度に差をつけている。高い位置のお風呂は43度ぐらい、窓際のお風呂はかなりのぬる湯になっていた。

東園の脱衣所
脱衣所
女湯内湯
内湯、ここからはよく見えないが、窓際の低いところにもう一つ浴槽がある

露天風呂はその中間ぐらいの温度で、適温ぬるめ、気持ちよく入れた。一応おしどりの池に面している。それを言うなら内湯の窓からもおしどりの池がよく見える。

内湯と窓
内湯と窓、なお窓の外に見えているのは露天風呂ではなく水盆

温泉はほぼ透明だが、浴槽内などは鉄分で赤茶色に染まっている。160mg以上とメタケイ酸が多いのも自慢。においは鉱物臭だが、有機的なにおいも混ざり、鉄のなまった感じのにおいもする。

女湯露天風呂
露天風呂
東園の自家源泉
お湯に色がついているわけではなく、浴槽内が染まっていそう

肌触りは少しすべすべするかな。そんなに強くはない。刺激もない。まあ一般的なお肌も弱酸性ということですし。湯上りは肌に温泉のにおいが残る。

サウナとシャワー
サウナの入り口とシャワー
東園のサウナ
サウナ

サウナもあって、これが意外と本格的に熱い。水風呂は水道水ではなく山の水使用ということで、スッキリ、かつ冷たすぎなくて良い。

山の水を使った水風呂
山の水を使った水風呂

温泉に関してはこのぐらい。お部屋や食事に関してはYahoo!ニュース エキスパートに紹介した記事を参考にして。⇒【雲仙温泉】全室がレイクビュー!雲仙らしからぬ自家源泉のリゾート旅館に泊まってみた

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