子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★★ 泉質★★★★☆ お風呂は適温、泉質は特に刺激無し
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★★ 脱衣所にベビーベッド有り
子連れ家族のための温泉ポイント
よませ温泉遠見の湯は馬曲温泉ほどみんなが知っている温泉では無いけれど、やはり絶景露天風呂として名高い。
場所が北志賀周辺だけあってスキーの帰りに寄る日帰り温泉のイメージが強いが、そうであればなおさら、混雑が分かり切っているスキーシーズン以外の時に入ってみたかった。
ガイドブックには、遠見の湯(ホテルセラン)のように記載されていたので、遠見の湯というのはホテルの立ち寄り湯なのかという心配があった。
まあ別に心配というほどのものじゃないのだが、純粋な日帰り専門温泉と比較すると、疲れている時にはやはりホテルや旅館は立ち寄りをお願いするのが億劫に思う。
でも出かけてみると、遠見の湯はホテルセランの敷地内にある一種独立した日帰り温泉だった。
だから運営はホテルセランだとしても、立ち寄りするのに気兼ねはいらない雰囲気。
白い四角いホテルセランの駐車場の一角に建つ遠見の湯は、洋風とも和風ともつかない屋根のとがった茶色い板張りの建物だった。
ここの営業時間はちょっと変わっていて、平日は午後3時から午後10時まで。
但し今日は土曜日なので土日祝日の営業時間、午前11時から午後10時までが適用される。
(訪問当時の営業時間)
受付で入浴料を支払い、早速お風呂へ。
遠見の湯は内風呂にあたるものがない(ホテルセランの中にはある)。
洗い場は室内だが、お風呂は露天風呂のみ。
特にスキー客を見込んでいるならば、洗い場だけでも室内なのは嬉しい。冬は寒いから。
町を見下ろす斜面に作られているので、遠見の湯の名に恥じず、とても見晴らしが良い。
とにかく湯船に肩までつかった状態で景色が見られるのは最高。
無色透明。
ちょっときしきしとするお湯で、よく見ると細かい粉のような茶色い湯の花が沢山舞っている。
和を感じさせる岩風呂だが、お風呂の底を白く塗ってあるため、透明の湯が薄青く見えて、ちょっと南国のリゾートプールや白砂のビーチのような印象もある。
残念なのはやっぱり塩素の臭い。
それもほとんどプール並に臭う。
これさえ無ければなぁ。
でもお湯に浸かっている部分の岩などみんな茶色く染まっていて、しっかり温泉なんだと主張しているように見えた。
とにかくこの温泉の素晴らしいところは何をおいても景観。
柔らかい午後の日差しが湯面を照らして、遠くの山々の稜線もくっきりと。
いい湯だな。