上諏訪温泉 大和温泉

えっ、入口ココ!? のびっくり鄙び系共同浴場

  • 所在地 〒392-0024 長野県諏訪市小和田17-5    
  • 泉質 アルカリ性単純硫黄温泉(低張性アルカリ性高温泉) 源泉: 湯小路源湯
  • 設備等 男女別内湯
  • 入浴料 大人300円、小学生130円、幼児70円
  • 入浴受付時間 午前7時~午後10時
[2017年12月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆ 石鹸、洗い場などはない、シンプルな浴槽のみ
  • 設備★★☆☆☆ 雰囲気★★☆☆☆ ベビーベッド代わりには狭いが脱衣所にソファーあり

上諏訪温泉 大和温泉の温泉動画


上諏訪温泉 大和温泉の温泉動画

上諏訪温泉 大和温泉の体験レポート

大和温泉
大和温泉

地元に根付いた共同浴場の数が密かにとても多いと言われる諏訪。一方、その多くはいわゆる"ジモ専"。観光客が気軽に入って良い温泉とは違う。

上諏訪温泉のジモ専共同浴場 大和温泉への道
緑の外壁の建物は、映画にも出たジモ専。大和温泉に行くときの目印になる。この右側の道を進むとすぐ左手。

その諏訪らしさが満喫できるところ、それがこの「大和温泉」。なんせ近くには複数のジモ専風呂がある立地にも関わらず、誠にありがたいことに一見さんも快く受け入れてくれる。しかもこの佇まいですよ。渋くて泣きそうになる。思わず「これだよ!これ!」って拳を握りしめたくなる。それが大和温泉。

大和温泉の入口
えっ、これが入口???

今でこそgoogle mapもあり、どんなへんぴな温泉でも苦もなくたどり着ける時代にはなったけれど、知らなかったら絶対にわからない。そりゃそうだ、なんなの?この入口。

大和温泉の入口通路 大和温泉の入口通路
民家の一部とおぼしき狭い通路を抜けると・・・

一般家屋の隙間に狭い狭い通路。ここだとアタリを付けていなかったら、絶対に見落とす!

大和温泉の受付
左の民家のサッシのところに大和温泉の受付がある

ちょうど背の高いお兄さんが帰ってきたところで、入浴料を徴収してくれた。受付から振り返ると浴室の入口。小さな中庭のような不思議なスペースで、トタン屋根の下に家庭用の洗面台と木彫りで縁取られた鏡がある。いや、もう、ブロック塀といい、植木といい、どう見ても民家。

大和温泉の浴室棟
受付を追えて振り返るとここが浴室棟

浴室はウナギの寝床のように細長い。床のタイルがレトロ。男湯との仕切りの磨りガラスがレトロ。磨りガラスにはファンタジーに出てくるデザインのような太陽と月、天使などの飾り。後で男湯の写真を見せて貰ったら、浴室の造りは左右対称だったけれども、この磨りガラスの飾りは全然違った。

大和温泉の浴室 大和温泉の浴室の張り紙
大和温泉の浴室

お湯は透明度の高い緑色。ちょっと川水のようなにおいがする。お湯の投入量は少なめだが、湯口に近づけばここはゆで卵臭。すべすべ感がなんとも特殊。入っている間にパウダーをひいて、その上から触れているような不思議な感触。

大和温泉の磨りガラス
男湯と女湯の境の磨りガラス

熱すぎるわけじゃないのに、やけに早く温まる。ゆっくり入っていられないレベル。長方形の浴槽の向かって右の方には白っぽい湯の花が、左の方には茶色の湯の花がある。なんで左右で違うんだろ。浴槽の横にある上がり湯の槽は蛇口が硫黄成分で真っ黒に。

大和温泉の桶 大和温泉の掛け湯槽
大和温泉の桶と上がり湯の層(右が温泉で左が冷水)

帰りはまた狭い通路を抜けて。なんだかこの通路が現実世界と不思議の世界を繋ぐ秘密のトンネルみたいな気がしてきた。

大和温泉の脱衣所
大和温泉の脱衣所

近隣の子連れ遊び場情報

  • 諏訪湖遊覧船・諏訪湖観光汽船
  • すわっこランド
  • 小さな絵本美術館