田沢温泉有乳湯

子連れ家族のための温泉ポイント

田沢温泉有乳湯体験レポート

田沢温泉の温泉街は小ぢんまりとはいているが、石畳の坂がとても絵になる。ランドマークとなる共同浴場「有乳湯」も、カーブした破風の湯屋造りで雰囲気が盛り上がる。

石畳の温泉街

有乳湯は前から行ってみたかった場所。ぬるゆザバザバでアワアワだと聞いていた。でもなかなかこの辺りまで足を延ばす機会が無く…。

有乳湯の外観

無色透明で少し緑色っぽく見えるお湯は、入った瞬間は気づかないが、少しするとびっしりとマイクロなアワが付き始める。浴槽の縁からダバダバに掛け流されていくお湯の量もものすごい。床は常に洪水になっていて、なんというか贅沢な感じ。

柔らかなゆで卵臭がする。そしてとにかくアワが凄い。凄いとしかいえない。手触りはスパ銭の無骨な人工炭酸泉のものとは違い、とても繊細で他にないつるつる感。まるでサテンシルクにエアーインしたような、ふわっとつるん。

下足箱

これはもう永遠に肌を撫でていたくなる。のぼせないぬる湯適温だからそのままずっと入っていたい。何も考えずに。たぶん温度は40度ぐらい。味は弱い苦み。

受付

そういえば掛け湯槽があって、普通は湯船に入る前に使うんだけど、ここは何故かみんな上がり湯に使っていた。

階下には「展示室」がある

それと湯口を占領するなと注意書きがあるが、常連さんがみんな占領しまくっていた。まあ気持ちはわかる。

明治時代の有乳湯

ボディーソープ等のアメニティの設置はないので、持参するのが良い。

なんか散漫なレポートになってしまったが、期待が高かったのにそれを上回る感動のお湯だった。

有乳湯の伝説