田川浦温泉旅館

みどり湖近くの鄙びた温泉

  • 所在地 長野県塩尻市金井672 TEL 0263-56-2567
  • 泉質 単純温泉? 源泉名: 田川浦温泉?
  • 設備等 男女別内湯など
  • 営業時間 14:00~18:00?
  • 日帰り入浴料 大人500円
  • 定休日 年末年始
[2024年3月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★★★ 泉質★★★★☆ お湯はぬるめ適温&冷たい源泉風呂
  • 設備★★★★★ 雰囲気★★★☆☆ 脱衣所にベンチあり

田川浦温泉旅館 体験レポート

田川浦湖
田川浦湖

国道からちょっと入っただけで、すっかり秘湯の雰囲気。冬だからかルアー釣り禁止の看板がある。みどり湖とその隣の湖というか、田川浦湖という池のほとり。名前は田川浦温泉なのか、田川浦鉱泉なのか、みどり湖温泉なのかいまひとつ定かではない。

田川浦鉱泉の看板
看板には「田川浦鉱泉」と書かれている

鄙びた一軒宿で、室内が薄暗い。あまり観光客は来なそうな雰囲気。受付のおじさんもやる気が無さそうな、のんびりした感じ。

田川浦温泉の外観
田川浦温泉の外観

私たちとほぼ同時に館内には行ってきて男湯に向かっていったおじいさんの他は、お客さんの影はなかった。退館時まで。

館内
館内

温泉分析書は見当たらないが、湯遣いの図解は2枚貼ってある。泉質は単純泉となっていて、片方は加水循環(ふだん加温も)、もう1枚はかけ流しでこちらは小浴槽とある。

湯遣いの図解
温泉分析書は見当たらないが、湯遣いの図解はあり、単純泉と泉質が書かれていた
田川浦温泉の脱衣所
脱衣所

先に浴室をちらって見ていて、浴槽は一つきりに見えたから、小浴槽とはここではないどこか別の場所にあるのかと思った。男湯にしかないとか、別途、貸切風呂があるとか。……ではなく、浴室に入って浴槽に近づいてみると、もう一つあった、これが小浴槽だ。

田川浦温泉の2つの浴槽
大きなメイン浴槽の奥に、目立たない小さな源泉浴槽があった
源泉浴槽
源泉浴槽

メイン浴槽の隣、人ひとりやっと入れそうなぐらいの小さな浴槽。茶色の濁り湯に見える。手を入れると冷たい。測るとたったの12度。今は3月で外はまだ雪景色なので、こりゃ簡単には入れんぞ。

女湯の浴室全体
浴室全体
12度の源泉
源泉の小浴槽は12度と冷たい

ちなみに大きいメイン浴槽のお湯は39~40度。熱いとは言わないが、まあまあ温まるはず。こちらでちゃんと温まってからかけ流しの小浴槽はチャレンジすべきだろう。

洗い場
洗い場、数は少ないがシャワーもある

メイン浴槽はほぼ透明。湯口近くはけっこう大きい茶色の湯の花あり。

湯口
三角屋根の湯口から2つの浴槽にお湯が入る

隣のかけ流し小浴槽はお湯が茶色で濁りは均一に見えたが、手を入れただけで茶色の湯の花が大量に舞い上がる。浴槽の内側からはがれて舞い上がるらしい。

小浴槽の湯口
源泉の小浴槽の湯口

鉄分のにおいがとても強く鮮烈。新鮮。

源泉浴槽の湯の花
よくよく小浴槽の中を見ると、湯の花が溜まっているのがわかる

小浴槽は最初は飛び上がるほどに冷たく感じる。足のみを入れるのがやっと。そしてメイン浴槽で温まりながら、少しずつ小浴槽につかる部分を増やしていく。立ち上る金属臭。味はほんのり酸味もあるような。キシつく肌触り、とにかく冷たい冷たい。

温泉と手ぬぐい
浴室前の廊下
浴室前の廊下

そしてメイン浴槽に戻ると今度は温かいので針で刺すような刺激。これがなかなかくせになる。10回ぐらい行き来して、やっと全身つかれる様に。

浴室のドア
浴室のドア

上がった後は足がじわじわと血行良くなって、冷たいのか熱いのかわからなくなる。


館内の廊下

受付で源泉温度を聞くと18度とのこと。ちょっと待てー!18度じゃ単純泉にならないじゃん(単純泉の条件は源泉温度25度以上)。実はなんの泉質なの?分析書について聞いてみても「無い」と言う。無いのか~い。さらに「じゃあ泉質も単純泉と違うのかな?」と迷いだす体たらく。


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