葛温泉 仙人閣

野趣あふれる秘湯の旅館

  • 所在地 長野県大町市平2118 TEL 0261-22-3211
  • 泉質
     内湯 単純温泉(弱アルカリ性低張性高温泉) 源泉名:新第二源泉、平成の湯、湯元1号、高瀬の湯との混合泉
     内湯以外 単純温泉(低張性アルカリ性高温泉) 源泉名:仙人2号の湯  
  • 日帰り入浴受付時間 11:00~19:00
  • 入浴料 大人700円 小人400円
  • 設備等 男女別内湯、男女別のような混浴のような露天風呂など
[2021年11月のデータ]

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  • 温度★★★★☆ 泉質★★★★★   温度は内湯が熱め、露天がぬるめ
  • 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★★  脱衣所にクーファンあり

葛温泉 仙人閣 体験レポート

仙人閣の露天風呂と紅葉

野趣あふれる露天風呂の雰囲気はまさに秘湯。大町温泉郷の湯元でもある葛温泉に建つ「仙人閣」は、この日、私たちの他に宿泊客がいなかったこともあり、好きなだけお風呂を満喫できた。

仙人閣の外観
仙人閣の外観

使っている源泉は2種類で、1本は昼間入ってきた大町温泉郷に引かれているものと同じ新第二源泉、平成の湯、湯元1号、高瀬の湯との混合泉で45.6度と熱めだったが、露天風呂及び露天風呂のようなもう1つのお風呂は仙人2号の湯という源泉で40度弱のぬるめだった。

仙人閣の客室
泊まった客室
仙人閣の夕食
夕食

露天風呂は最初は普通の露天風呂だと思っていたが、右手の衝立は完全に閉じてはおらず、一番先の方に人ひとりぐらい余裕で通れそうな隙間がある。そしてその奥はまさかの男湯だった。

女湯露天風呂
衝立のある露天風呂

これってなんちゃって混浴???

とはいっても、わざわざ通らなければ衝立があるので男女別の露天風呂に思えなくもない。昔は衝立なしの混浴だったんだろうなとは思う。

露天風呂と桶

内湯の共同源泉は少しキシキシとした肌触りでほぼ透明。

仙人閣の内湯
内湯

露天風呂の仙人2号の湯はpH9.1とけっこうアルカリだが夕方入った時はあまりツルツルせずやはりキシついた。しかし翌朝はつるつる感が出てきた。何でこんなに違うんだろう。でもうっすらとジェルを塗ったようなつるつる感のあとにはやっぱりキシつきが出てくる。

露天風呂の境目
ここがちょうど露天風呂の男湯と女湯の境目

また2号の湯は透明なお湯の中に白い湯の花も。においはわずかにゆで卵臭。分析表には塩素消毒ありの掛け流しとなっていたが、特にカルキ臭さは感じられなかった。

仙人閣の温室のような岩風呂
温室のような岩風呂

お風呂は夜9時に男女交代になる。翌朝、男湯だった方に入ってみたら、こちらにだけ温室のような半露天風呂のような岩風呂があった。

温室のような岩風呂
岩風呂の角度を変えて

露天風呂は女湯側と繋がっている同じものだが、昨日男湯だった側の方がはるかに広い気がする。こちらの方が山の景色もいい。ただ野趣という点では昨日の方が満足度が高かったような。

仙人閣の広い方の露天風呂
こっち側の露天風呂の方が広い
仙人閣の紅葉
泊まったのはちょうど紅葉の少し終わりかけた時期だった

「仙人閣」のお風呂で一番印象に残ったのは、夕食前に入った時の露天風呂だ。既に空はとっぷりと暮れ、お山のてっぺんに半月が縦にひっかかっていた。

そして露天風呂の男湯との境にある岩の上に、ひときわ色づいたモミジがあり、それがお湯の表面に映ってゆらゆらと静かにゆらめいていた。

この時間を過ごすために秘湯に来たのだ。

夜の露天風呂

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