子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★☆☆ 泉質★★★★☆ 温度は内湯は熱め
- 設備★★☆☆☆ 雰囲気★★★★☆ 脱衣所にベビーベッド等はなし
子連れ家族のための温泉ポイント
夫は長女とダム巡りの際に来たことがあるらしく、私一人で入ってきていいよと言う。登山の人の利用も多いからか、朝から立ち寄り入浴可。
山荘の名の通り、後ろにドンと山がそびえている三角屋根の建物だが、まだ新しそう。というか工事中?できたて?リフォーム?
受付には誰もいなかったが、私が入っていくと外で工事だかメンテだかの作業をしていた男性が受け付けてくれて、「いま工事してるからスタッフがバタバタ出入りするかもしれないけど…あっ、スタッフって自分のことなんですけどね」って面白い。しかも実はスタッフじゃなくてご主人らしい。若い。
他にお客さんもいなかったようで、こちらへと暖簾を男女取り替えてくれた。
館内はぴかぴか。浴室は広くはないがモノトーンでスタイリッシュ。山の中の山荘とは思えないデザインのクールさ。
内湯と露天風呂とあって、内湯は掛け湯したらけっこう熱かったので、先に露天風呂に入ることにした。ちなみに内湯は45度弱。露天は41度ぐらい。
この露天がまた絵になる。真正面にちょうど狙いすましたようにモミジが1本紅葉している。もう他の木々は全部葉を落としているのにここだけ紅が残っている。
お湯は無色透明。白いふわふわした綿毛みたいな湯の花が少し。メタケイ酸が多めだからか、入るとジェルを引いたようなとろっとした手触りが感じられる。最初は厚みのあるとろとろ感だが、滑らせるとキュッと滑りが悪くなって止まる。そんなお湯。においはどこか甘い。
湯口は内湯も露天も3本のパイプからお湯が出ている。内湯には露天より大きく育った湯の花もあった。
ちなみに上がるとご主人の姿はなかった。マジで誰もいない。
夫に聞くと、ご主人は買い出しに出かけてしまったと。私が入浴中だけど旦那さんがいるからいいよねとそのまま出かけてしまったそうだ。なんとものんきな。
そしてご主人不在の状態で、手持無沙汰のまま私がお風呂から上がるのを待っていた夫は、宿のご主人と間違われたのか3組ぐらいの通行人に登山のためここから上へ行くタクシーについて聞かれたのだそうだ。