みやま温泉 わくわくの湯

民宿みやまが経営する自家源泉掛け流しの日帰り温泉

  • 所在地 〒381-0401長野県下高井郡山ノ内町平穏821 TEL 0269-33-2260
  • 泉質 含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉(硫化水素型)(中性低張性高温泉)
  • 公式サイトURL http://www.nkn.janis.or.jp/~wakuwaku/
  • 設備等 男女別露天風呂、和室休憩室
  • 日帰り温泉入浴料 500円(小学生以上均一料金)休憩室使用料込み
  • 日帰り温泉営業時間 10:00~20:30(21:00閉館) 季節により変動あり
  • 定休日 水曜日(季節により変動あり)
[2003年1月のデータ ただし入浴料・営業時間・定休日等は2016年2月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆   湯は適温、泉質も特に刺激なし
  • 設備★★★★☆ 雰囲気★★★☆☆  脱衣所にベビーベッドあり、広くはないが和室の休憩室もついている

みやま温泉 わくわくの湯 体験レポート

みやま温泉露天風呂わくわくの湯の脱衣所
みやま温泉 わくわくの湯の外観と脱衣所のベビーベッド。外観の画像はクリックで拡大。

 夏は高山植物を見ながら高原ハイキング、冬は大型スキーリゾートである志賀高原近隣には、有名な温泉がひしめいている。
 志賀高原には、熊の湯を筆頭に、発哺温泉、志賀山温泉、ほたる温泉など、志賀高原を離れれば、外湯めぐりで有名な渋温泉、駅前から高台までホテル・旅館の立ち並ぶ湯田中温泉、猿が入浴することで知られる地獄谷温泉などだ。

 それだけ温泉には恵まれたエリアだが、例えばスキーの帰りに、ちょっと一風呂と思ったとき、リゾートホテル・旅館などの温泉に入浴をお願いするのは面倒だし、入り組んだ昔ながらの温泉街まで車で入り込むのは、なかなか難儀だなと思ったとき、知っておくと便利なのがここなのだ。

 オリンピック道路を志賀高原方面に向かうと、渋温泉への分岐点に当たる沓野・渋ICのまさに目の前。看板も大きくて目立つ。ちょっと曲がって駐車場に車を停めればいいだけ。簡単でしょ。

みやま温泉わくわくの湯の露天風呂 みやま温泉わくわくの湯の洗い場
みやま温泉 わくわくの湯の露天風呂と洗い場。露天風呂の画像はクリックで拡大。

 志賀高原でのスキー帰りだった我が家も、本当は渋温泉に寄って行きたかったが、渋の湯はとにかく熱いと聞いている。小さい子供には辛いかもしれないと思ってあきらめた。
 早朝、志賀高原を出て、帰りに菅平に寄っていくつもりだったので、さっと立ち寄るにはここが良いかなと選んでみた。

 到着時間がほぼオープン時刻だったため、駐車場には他に車の影は無かった。
 玄関で靴を脱ぐと、自動改札みたいな料金所がある。監視カメラがひとつついているだけで、受付は無人だ。和室休憩室や、脱衣所のベビーベッドもあり、子供づれにも使いやすそう。

 目隠しがあるので展望は無いが、まあまあ大きく気持ちのよい露天風呂。雪が積もって日が差していい感じ。

みやま温泉露天風呂わくわくの湯の湯口 みやま温泉露天風呂わくわくの湯の休憩室
みやま温泉 わくわくの湯の湯口と休憩室

 特ににゅるにゅるもきしきしもしない柔らかいお湯。ごく僅かに灯油臭の混じったゆで卵臭。色はほとんど透明に近いごく薄い黄緑色。ちょっと苦味のある薄いゆで卵味。綿ぼこりみたいな茶色の湯の花がたまに舞っている。
 硫黄色に染まった湯口の下に、籠の様なものを置いて、不純物を取り除いているらしい。
 掛け流しだが湯がおとなしい感じなのはそのせいかもしれない。

 泉温は源泉で91度。使用位置で41度とのことだが、もっとずっと熱く感じる湯が、湯口から決まった方向に流れてくる。その湯の流れを避ければわりとぬるめ。深さもそれほど深くない。岩が少々滑りやすいので子連れは注意。

 ここは、みやま温泉露天風呂と言っているだけあって、内湯は無い。脱衣所を出ると、屋内の洗い場(画像右)があって、あとはドアの外に露天風呂だけ。なかなか合理的なつくりだ。内湯がない分、悪天候時には入浴に苦労しそうだ。

 私たちが脱衣所にいるとき、施設の方が一人、暖房のスイッチを入れに来てくれたが、他にはまったく人影が無かった。
 男湯にいたパパなど、建物に入って出るまでついに誰の姿も見なかったらしいので、無人なのかと思ったと言っていた。

 わくわくの湯は隣接する民宿みやまが経営しており、ここの宿泊者専用の出入り口が脱衣所にある。
 使い勝手の良い施設だが、洗い場や休憩室のサイズから、スキーシーズンの週末などおそろしく混んでいるのではないかと思った。