小渋温泉(三正坊温泉) 赤石荘

天空の湯殿はまさに秘湯の絶景露天風呂

  • 所在地 〒399-3502長野県下伊那郡大鹿村大河原4869−2  TEL 0265-39-2528 FAX 0265-39-2328
  • 公式サイトURL http://www.akaishisou.com/
  • 泉質 ナトリウム-塩化物炭酸水素塩冷鉱泉
  • 設備等 男女別露天風呂、食堂
  • 営業時間 AM11:30~PM7:00
  • 不定休
  • 入浴料 大人500円、小人(3歳以上)300円
[2002年9月のデータ ただし一部は2016年2月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★★★ 泉質★★★★☆   かなりにゅるにゅるする、刺激などは特に無し
  • 設備★★☆☆☆ 雰囲気★★★★★  ベビーベッドなどは無い、外来入浴は露天のみなので寒い時期は辛いかも

小渋温泉 赤石荘 体験レポート

小渋温泉 赤石荘の入口 小渋温泉 赤石荘の外観
小渋温泉 赤石荘の外観。玄関の写っている画像はクリックで拡大。

 駒ヶ根でキャンプをしたとき、どうしても行きたかったのがここだった。露天風呂の写真を見て一目ぼれ。日本アルプスの絶景を切り取って額縁にはめ込んだようなこの景色を見に行きたかった。

 小渋温泉は室町時代に信濃宮宗良親王(後醍醐天皇の第八皇子)の家臣、渋谷三郎によって発見された歴史ある名湯だ。近隣には信濃宮宗良親王ゆかりの史跡などもある。

 駒ヶ根を出発して天竜大橋を渡るあたりまでは道も平坦だったが、それからくねくね道が続く。秋葉街道にぶつかり、右折、鹿塩川に沿って大鹿村の中心地を過ぎると、小渋温泉への曲がり角がある。立て札もあるので判りやすい。

小渋温泉 赤石荘の露天風呂へのアプローチ 小渋温泉 赤石荘のお風呂の看板
小渋温泉 赤石荘の露天風呂へのアプローチ

 駐車場に車をおいて、階段を降りると入り口。建物の軒下には蜂が巣を作っており、その周りをぶんぶんと飛び回っている。
 ロビーの正面に開けっ放しのドアがあり、露天風呂の入り口が見えていた。山の斜面にあるので、景色が期待できそうだ。連休の最終日だから、男湯の前にも女湯の前にも、狭い通路にたくさんスリッパが並んでいる。
 そういえば駐車場にも他県ナンバーの車が多かった。車でアクセスできる眺めの良い秘湯として人気があるのだろう。

 脱衣所にトイレは無いので、子供づれは先にトイレを済ませておこう。また脱衣所は狭くは無いが、ベビーベッドなどはない。赤ちゃんを脱がせるにはバスタオルを敷いて脱がせるしかないかも。

 がらがらとドアを開けると、手前にカランがいくつか、その奥はどーんとこの景色を背景に露天風呂。
 シャンプー、ボディーソープ等は備え付けがあるが、とにかく吹きさらしで寒いので、季節によっては小さい子供をここで洗うのは辛いかもしれない。9月の晴れた日でも、子供たちを洗ったら、寒い寒いを連発されてしまった。

 景色だけでなく、お湯も大変良い。源泉は13.9度の冷鉱泉なので沸かし湯だが、嬉しくなるくらいにゅるにゅるで、底の色のせいか、青みがかって見える。
 ごくわずかな硫黄の匂いに、わずかな鉄臭。微妙な塩味。
 浴槽の淵は木で床はタイル。深さも温度も適当で、子供づれにも嬉しい。

小渋温泉 赤石荘の絶景露天風呂
小渋温泉 赤石荘の絶景露天風呂。画像はクリックで拡大。

 東に南アルプス、正面は中央アルプス、遥か眼下には小渋川渓谷。
 山が見える露天風呂は数多いが、立ち上がったり、囲いまで歩み寄ったりせず、まさに湯船につかったまま、これだけの絶景が楽しめる露天風呂はそうない。まして女湯では。

 きっと紅葉の時期なんて、言葉を失うほどだろう。
 宿泊料金も手ごろなので、今度来るときはぜひとも泊まりで楽しみたいと思った。

近隣の子連れ遊び場情報

  • 大西公園(この辺りは中央構造線が走ってます。公園では中央断層も見られます)
  • 小渋湖
  • ちょっと足を伸ばして、松川に出れば、IC周辺に果物狩りのできる農園が多数あります(りんご狩り、梨狩り等)