子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★★ 泉質★★★☆☆ お湯は滑りやすいので注意
- 設備★★★★★ 雰囲気★★★★☆ 脱衣所にベビーベッドあり
子連れ家族のための温泉ポイント
駒ヶ根高原リゾートリンクスは、私は泊まってとても良かったと思っているホテルだ。理由の1つは野生のムササビが見られること。周辺の木に巣箱を括りつけていて、そこにムササビが住み着くので希望する宿泊客は夕暮れ時にムササビ見学ツアーに参加できるのだ。
もう一つは千畳敷カールに出かけるのにお得だから。千畳敷カールまで行く駒ケ岳ロープウェイ乗り場に向かうためのバス乗り場はとても混雑するが、駒ヶ根高原リゾートリンクスに泊まるとそれをスルーする技があるのだ。これに関する細かい話は記事に書いたから気になる人はそちらを読んでみて ⇒ 駒ヶ根高原リゾートリンクスの部屋&夕食紹介。千畳敷カール観光に最適
で、あとは温泉の話。「駒ヶ根高原リゾートリンクス」で使っているのは早太郎温泉。早太郎というのは怪物老ヒヒを倒した霊犬早太郎伝説に因んだものだが、温泉としてはめちゃくちゃ新しい。いかにも伝説のある古い温泉っぽくネーミングされているが、実際は1994年開湯だからあれ?って感じだ。
だから温泉ありきの温泉地ではなく、観光地が温泉を欲したという状況なのだろう。源泉温度も低く、2本(3本?)の貴重な源泉をエリアで分け合っているらしい。
「駒ケ根高原リゾートリンクス」の公式サイトでは内湯は沸かし湯と明記されている。取材で伺った話では、加水加熱循環しているということだったので、温泉を使っていないわけではないかもしれない。しかし入った感じでもほぼ水道水と変わらない印象だった。お風呂自体はとても綺麗で広々としている。
露天風呂は非加水。つまり加熱循環こそしているが温泉100%使用だ。
だから露天風呂にはしっかり温泉らしさがある。多少の塩素臭はするが、手触りは顕著ににゅるにゅるする。そして湯上りはちょっとぺとぺとする。
脱衣所は足と背中のマッサージャーが無料だったのが嬉しい。
しかしここの温泉で一番「おおっ」と思ったのは、露天風呂から巣箱が見えることだ。運が良ければお風呂に入りながらにして、可愛いムササビが顔を出すところや滑空するところが見られるかもしれない。姿が見えるとしたら夕暮れ時から夜にかけてだ。
そう思うと楽しい温泉だ。野生のムササビに会える温泉はそうそうない。