子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★★ 泉質★★★★★
- 設備★★★☆☆ 雰囲気★★☆☆☆ 間欠泉が間近に見られるのは面白い。諏訪湖も見える
子連れ家族のための温泉ポイント
温泉に入ったとは言い切れるけれど、お風呂に入ったとは言い切れない施設がここ、上諏訪温泉 諏訪湖間欠泉センター。
夏に乗鞍方面にキャンプに行き、帰りにどこか温水プールで子供を遊ばせようということになった。夏休み明けの月曜日ということもあり、たまたま新平湯温泉ヘルシーランド奥飛騨たるまの湯も美ヶ原温泉ウェルネスうつくしも休みだった(たるまの湯は通常は木曜休)。
あわてて現地で検索し、みつけたのがここ。松本ICからいったん高速に乗る必要はあるが、室内と屋外の両方に温泉を利用したプールがあるというので。
一階がプール、二階が諏訪湖の展示施設とオルゴール館、三階が展望ラウンジになっている。
変わっているのは温泉のプールはあるのに裸浴のお風呂は無いことだ。この手の施設としては珍しい。これはあくまでもプールで、お風呂は片倉館なり外湯か各旅館へ行ってくれということだろうか。
そして屋外のこのプールのような露天風呂のような妙な浴槽からは、なんと目の前に間欠泉が吹き上げる様子が見られる。この目の前って言うのは誇張じゃない。露天風呂はほとんど間欠泉の真下なのよ。
これがその間欠泉の吹き上げるさま。一時間に一回、どばーっと来る。
一応日本一の高さらしい。
いやぁここ、何が凄いといって、プール(露天風呂)の端まで行ってみていると、頭っから間欠泉を浴びてしまうこと。この日は中学生ぐらいの子供たちがそこまで行って「熱い熱い」と騒いでいた。何度目かに施設の人が「危ないからもっと下がって」と注意しに来たが、次の回でもやっていた。本当に懲りない…。ちなみに風向きによっては離れていても飛沫が飛んでくる。ちなみに飛沫は冷たかった(笑)。
室内プールは、まあ大人が真面目に泳ぐような規模のものじゃない。でも子供にはちょうど良い。深いところは三歳の次女ではまったく足が立たない。
何故か一般客のほかに、コーチについて水中歩行を続ける年配のグループや、お子様スイミングスクールの団体もいて、温泉のつもりで和んでいると益々妙な感じ。
滑り台があるかと思えばジャグジーもある。温度は普通の温水プールよりは温かいけどまあ、ぬるめ。
臭いも浴感もまるで無し。軽いカルキ臭。まあプールなので致し方ないか。
そのときは温泉に入っているという気分は希薄だが、時間が経つとぬるくてもしっかり体が温まっていることが判る。やっぱり温泉は温泉。水道水を沸かしたものとは違うのだ。
諏訪湖の間欠泉は天然モノだが、噴出時間は人工的に操作しているらしい。基本的に毎時ジャストに吹き上げる。温泉の反対側は公園になっていてこちらは無料で出入りできるため、時間近くになるとギャラリーが集まってくる。
温泉としてどうのという施設ではないが、お湯に入りながら目の前に諏訪湖と間欠泉を見たり、小さい子供をプールで遊ばせようとしたら、なかなかどうして侮れない面白い施設だと思った。