信州金熊温泉明日香荘

子連れ家族のための温泉ポイント

信州金熊温泉明日香荘体験レポート

信州金熊温泉…金熊…きんくま？

いやいや、「きんくま」ではなく、「かなくま」だった。この地には坂田金時こと金太郎伝説があり、金太郎が熊とたわむれた金熊川からこの温泉の名前が信州金熊温泉となった。金太郎の母が大姥（山姥）で、信州金熊温泉の大浴場も「金太郎乃湯」と「大姥乃湯」と名付けられている。

屋内ゲートボール場

施設名は「明日香荘」だが、駐車場に車を停めて、これが「明日香荘」だろうと思った建物は、近づいてみると「屋内ゲートボール場」だった。ちっがぁ～うっ。

八坂そば製粉所

じゃあこっちか、と見ると今度は「八坂そば製粉所」。これもちっが～う。紛らわしい。

こちらが本当の信州金熊温泉　明日香荘

館内は公共の宿っぽさがある雰囲気。

しかしコロナのせいで、休憩室休止中、マッサージチェア休止中、サウナ休止中、お風呂の男女入れ替えも休止で固定中。うーん。仕方ないとはいえ、なんか損をしたような気がする（信州物見湯山手形で無料入浴なんだから文句は言えないはず）。

お風呂は内湯のみ。お湯は無色透明で、表面にわずかに粉状の湯の花があるようなないような。単純硫黄泉だが、特に特徴は感じられない。少ーしカルキ臭があるぐらい（それは特徴なのか？）。

浴槽は長方形で、手前に水風呂。温泉の浴槽内にジェットバスの穴はあるが特にジェットは出ていないもよう。

奥の方に2席、寝湯があるが、本当に寝るだけ。下から泡が出るとかギミックは無し。

窓は広くドウダンツツジが赤く色づいてこれは綺麗。男湯の方はモミジが綺麗だったと聞いた。

浴槽内に2ヶ所ほど温泉を注入する穴があり、光が当たってお湯の動きが浴槽の底に模様を描き、天井にもゆらゆらと波型に模様を映し出している。これらは意図されたことではなく、光の反射でそうなっているだけなのだが、見ようによっては動くアートのようで美しい。

浴室前の畳の休憩スペース

入っている時よりも湯上りの方が肌がキシキシする。滑りが悪い。

カンの虫が収まる大姥神社前宮のムシキリ鎌が飾られている

あと、ロビーに大勢お客さんがいたのにお風呂は誰もいないと思ったら、夫曰く、みんな「おやき」に並んでいたとか。

フロント横の灰焼きおやき売り場

ロビーで販売している「灰焼きおやき」が半端なく人気らしい。みんなこぞって買いに来るようだ。気になって私たちも買い求めたが、確かに美味しいし不思議なおやきだった。かなり皮が固いの。面白い歯ごたえ。そしてボリューミー。

中身は日替わりで、この日はナスだった