子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★★ 泉質★★★★☆ 熱い浴槽もあるが子供向け浴槽もある
- 設備★★★★★ 雰囲気★★★☆☆ ベビーベッド、子供用おもちゃなど揃っている
子連れ家族のための温泉ポイント
超音波万葉温泉には思い出がある。2018年に松本からの帰りに戸倉上山田温泉に寄って行こうと戸倉駅から歩きだしたのだが、道中に極上日帰り温泉が点在していて入りながら移動していたら、肝心の戸倉上山田温泉街に到着する前に時間切れになって駅に引き返さざるを得なくなってしまった。
その時に最後に来たのがこの「超音波万葉温泉」であり、ここの足湯にたどり着いた時点で時間切れになったので、中に入ってすらいないのだ(ちなみに足湯もお湯が入っていなかった)。
それで、次にこの辺りに来ることがあれば、きっと必ずここにだけは入るぞと固く心に誓ったのであった。それぐらい悔しかった。目の前まで来たのに…。
だいたい「超音波温泉」なんて冗談みたいな名前じゃないか、本気でつけたのか?と思ったが、館内に(公式サイトにも)ちゃんとその理由も説明してあった。
昭和23年に芝浦工業大学学長の橋本博士が気泡いっぱいの37度の温泉に入ったら、湯冷めしなかったので気泡が水面で爆発する際超音波が発生するためだとし、「君の温泉は超音波温泉だよ」と言われたとか。
それじゃしょうがないね。昭和23年だし。お偉い方のお墨付きだし。
今の超音波万葉温泉はぬるくなくて、露天風呂とかけっこう熱かったけれども。猛烈に温まるのは今も変わりなし。
内湯は熱い浴槽、気泡浴、子供用と複数の浴槽あり。特にこの施設は子供にやさしいと感じる。脱衣所にベビーベッドがあるだけじゃなく、浴室にアヒル、じょうろ、子供用桶など用意してあって、絶対子供が喜ぶと思うのだ。親子連れにとても嬉しい温泉だ。
露天風呂は湯舟が長方形。お湯は透明な日もあるようだが、この日は緑色の濁り湯になっていた。内側の青いタイルが底に行くにしたがって濁りで見えなくなる。
お湯はすべすべする感触がとても強く、ゆで卵+薬っぽいにおい。そして渇く前の肌はどちらかというとべとべとする。
とりあえずやっと入れたよ。そして満足したよ。満足しすぎたほど。パワフルなお湯だった。