あららぎ温泉 湯元館

食事処と木工製品直売所が併設された日帰り温泉

  • 所在地 長野県木曽郡南木曽町吾妻2333  TEL 0264-58-2365
  • 泉質 アルカリ性単純泉(アルカリ性低張性低温泉)
  • 公式サイトURL http://www.araragi-onsen.com/
  • 設備等 男女別内湯、和室休憩室、食堂、整体(予約優先)
  • 営業時間 AM10:00~PM8:00
  • 定休日 火曜 (祝日の場合は翌日)
  • 日帰り温泉入浴料 大人550円、子供(3歳~小学生)300円、幼児無料
[2002年9月のデータ ただし入浴料・定休日・営業時間等は2016年2月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★★★ 泉質★★★★★  かなりにゅるにゅるするので滑らないように注意
  • 設備★★★☆☆ 雰囲気★★★☆☆ 脱衣所は狭くベビーベッドなどは無い 和室休憩室はある

あららぎ温泉 湯元館 体験レポート

あららぎ温泉湯元館の外観 あららぎ温泉の入り口
あららぎ温泉 湯元館の外観と入口。食堂の一角に浴室への入口がある。外観の画像はクリックで拡大。

 木曽路といえば古い宿場町が江戸時代の面影を残していることで知られる。
 その中でも妻籠宿は、中山道と飯田街道の分岐点として栄えた江戸から42番目の宿場町であり、昭和43年から歴史的町並みの保存事業により景観を見事によみがえらせたため、昭和51年には国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。
 妻籠の寺下地区などそぞろ歩くと、今でも当時の面影が残っている。

 妻籠から256号線を飯田方面に向けて車を走らせれば、目指すあららぎ温泉はすぐだ。地図には南木曽温泉しか載っていないかも知れない。けれど大きな施設のある南木曽温泉の湯元であるあららぎ温泉は、確かに南木曽温泉から道路を隔てたところに目立たずあるのだ。

 「あららぎ」は「蘭」と書く。ここは檜笠の産地であり、ろくろ細工の木工品の産地でもある。
 ここ、あららぎ温泉も、WOODY工芸館という木工体験施設が併設されていて、木の椅子などを自分で作ることもできるそうだ。
 国道から見るあららぎ温泉の看板は、いかにも鄙びていて、向かいの南木曽温泉とはまるで雰囲気が違う。
 入り口も食堂と共通で、「ゆ」の暖簾が下がっていなければ、温泉の入り口とはまったく判らないだろう。

 食堂で入浴料を払う。食堂の隅にいかにも適当な下駄箱があり、そこで靴を脱ぐと、まるで食堂の続きのような畳の間に出る。これは温泉の休憩室らしい。
 休憩室の奥が脱衣所入り口だ。

 脱衣所は狭く、ベビーベッドも長いすのようなものもなく、赤ちゃんを脱がせたり、赤ちゃん連れのママが脱いだりするのは苦労しそうだ。床にタオルを敷いて寝かせるしかないかもしれない。中は大変滑るので手すりにつかまって移動してほしい旨を記載した手書きの注意書きが二枚も貼ってある。よほど滑るのだろう。

あららぎ温泉湯元館の浴室 あららぎ温泉湯元館の洗い場
あららぎ温泉 湯元館の木造の浴室。画像は両方ともクリックで拡大。

 浴室のドアを開けると、中が全て木でできているのに驚かされる。本当にカランや手すりのほかは上から下まで木製だ。なかなかいい感じ。

 洗い場から浴槽までは、階段を下りるが、手すりがあるだけでなく、階段にも木の滑り止めがついている。

 浴槽は5、6人用といった大きさ。湯口からは軽く蛇口をひねって出てくる程度の湯が絶え間なく出ている。掛け流しなのだ。
 湯の中に手を入れてびっくり。驚くほどにゅるにゅるする。湯が指にからみつくようだ。にゅるにゅる好きにはこたえられない感じ。
 温度はまことに適温。深さもそれほど深くない。無色透明。ごくわずかに灯油臭。油っぽい舌触り。

 露天風呂などは無いし、浴室からの展望も無いが、木のぬくもりと良い湯を求めていくなら、ここは非常にお勧めだ。

近隣の子連れ遊び場情報

  • 小学生ぐらいなら敷地内のWOODY工芸館で楽しめるのでは
  • 妻籠宿