子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★☆☆ 泉質★★★★☆ 温度は熱め適温
- 設備★★★★★ 雰囲気★★★☆☆ ベビーベッドあり
子連れ家族のための温泉ポイント
普段はあまり廃業が決まっている施設に優先的に行ったりするタイプではないのだけど、この時はたまたま川渡温泉 高東旅館に連泊するにあたって、どこか近くで立ち寄りできるところはないかと検索したところ、あと半年ほどで廃業が決まっているという情報を見つけて、その足で出かけてしまった。
昭和な感じの外観だ。味がある木造建築ではなく、いかにも公共の宿。公立学校共済組合鳴子保養所だと知れば、ああなるほど。
廃業を決めた理由は老朽化だ。
入浴料は午後1時以降は400円で入れるが、午前11時から午後4時までは休憩付き800円(土日祝日は1000円)となっていて、すると午前11時から午後1時までは休憩付き強制ってわけで、お部屋で休めるにしてもこの施設で週末1000円はちと高いかなぁと感じる。
お風呂は男女別の内湯のみ。浴室は広めだが、特にサウナがあるわけではない。
浴槽は2つあり、大きい方は温泉、小さい方は温泉+ジャクージで泡ボコボコ。
お湯はお茶の出がらしのような黄土色。川渡はわりと抹茶色のお湯が多いイメージなので、ここの色は意外だった。濁ってはいるが、うす濁りなので湯舟の底はうっすらと見えている。
肌触りはどちらかというとキシつくが、キシキシというよりはしっとりと張り付くような感じ。温度は43度ほどで気持ち熱めながらちょうどよい。
表面ではにおいは淡いが、湯口ではかなりはっきりしたゆで卵臭。少し臭素っぽい油っぽいにおいもする。
廃業を決めたからというわけではないだろうが、レストランもしばらく休止中のようだ。
そして館内に、営業終了に伴い、ここでの思い出の写真を募集する旨張り紙がなされていて、涙を誘う。家族旅行や職場旅行の思い出の写真が集まるのだろうか。