子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆ 塩泉なので長湯に注意
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★☆☆
子連れ家族のための温泉ポイント
まずヨーロッパの一角のようなホテルの外観にびっくりした。ここは仙台駅前。建物はホテルモントレ仙台。
プラハをイメージしているというからチェコ風なのだろうか。チェコに行ったことのない私にはどことなく東京ディズニーランドみが感じられてならない。でも曇天にこの雰囲気は合っていたと思う。結婚式とかするならお洒落だね。
ちなみに1階のホテルの受付も欧州風なのか、ホテルの規模からするととても小ぢんまりとしていた。それでちょうどグループのお客さんが来ちゃってなかなか進まなかったけれど、聞いてみたら温泉は17階で、温泉のスカイスパ「サラ・テレナ」受付も17階なんだって。並んで待って損しちゃったかも。
エレベーターもクラシカルで非日常的。17階で受付をした後は浴室のある18階まで階段を上る。
しかしこんなに高く上ってきたのに浴室からはまったく展望がなかった。窓はあるんだ窓は。でも全部外が見えなくしてある。タイルや窓枠の形はロマンティックなんだけどねぇ。
浴室のアメニティ類は全てポーラのエステロワイヤル。柑橘系のいい香り。そしてシャワーがミストタイプで…えっ、これなかなかいい感じじゃん!
これを書いている今、公式サイトでミラブル導入というのを読んで、てことはあのミストなシャワーはもしかしてミラブルだったのか!?と、今更ながら。当時全然気づかず使っていたあたり、女子力の低さが露呈してしまっている。
露天風呂はなく内湯のみ。ジャグジー、水風呂、ドライサウナはある。非温泉のジャグジーは圧注浴と一つになっている珍しいタイプで、しかも深さがビミョー。あご上までお湯が来る。
温泉は透明で少しばかり緑色がかって見えるが、浴槽内の色なのかも。少しキシつき、においは塩素消毒臭+臭素のような。湯口は小岩で作ったカヌレのような形。その湯口のほか浴槽内からも温度調節のために注入されている。塩化物泉らしい温まり方はある。
一方、湯上りを過ごせるラウンジは見晴らしがよい。仮眠できるチェアがずらりと並んでいるところはスーパー銭湯の仮眠室を彷彿とさせるが、レモン水が用意してあって、セルフなんだけど近づくとすぐにスタッフが世話してくれる。
このスタッフの気遣いは一流。館内のどこで逡巡しても、すぐに「お困りですか?」と手を貸してくれる。むしろまったく放っておいてくれない。
ただ、浴室の窓際に飾られていたグリーンが造花だったのはいただけない。だって1,800円だよ。大人だけじゃなく、小学生から1,800円だよ。駅前という好立地を差っ引いてもこのお値段を取るならそこは造花を飾らないでほしかった。