東鳴子温泉 いさぜん旅館

阪神タイガースと混浴と猫の温泉

  • 所在地 宮城県大崎市鳴子温泉赤湯11 TEL 0229-83-3448
  • 泉質 第一浴場(炭酸泉表記) ナトリウム―炭酸水素塩泉 源泉名:いさぜんの湯1号・いさぜんの湯2号混合泉、第二浴場(鉄鉱泉表記) ナトリウム―炭酸水素塩泉 源泉名:新井第2号泉動力掲揚源泉・新井5号泉唐竹沢源泉混合泉、男女別内湯 ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉(東鳴子旅館組合の源泉)
  • 日帰り温泉受付時間 10:00~20:00(最終入館19:30)
  • 日帰り温泉料 大人500円
  • 設備等 男女別内湯、混浴内湯、貸切風呂など
  • 公式サイトURL http://www.isazen.biz/
[2022年7月のデータ ただし一部は2023年10月のデータ]

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  • 温度★★★☆☆ 泉質★★★★☆  温度は「炭酸泉」はぬるいが熱いものも
  • 設備★★★☆☆ 雰囲気★★☆☆☆  脱衣所にベビーベッドなし、ベンチあり

東鳴子温泉 いさぜん旅館 体験レポート

いさぜん旅館の玄関

鳴子温泉郷でもなんか東鳴子温泉って、くせ強めのお宿が多いよね。このいさぜん旅館もそのひとつ。漢字で書くと「砂善旅館」というのは入口の看板を見て初めて知った。

いさぜん旅館の外観
外観全体

昭和中期ぐらいで時間を止めたようなロビー・館内・お風呂もだけど、阪神タイガースへの愛も半端ない。私は野球は全然わからないけど、思わずふふっと笑っちゃうぐらいタイガース色の旅館。

いさぜん旅館の猫1
悠然と歩いてくる猫ちゃん
いさぜん旅館の猫2
ギロリ

それから猫ちゃんがいる。もういきなり最初からガンとばされちゃったけど(こっちがアウェーだからしょうがない)。

いさぜん旅館のロビー
いさぜん旅館のロビー
いさぜん旅館のフィギュア
昭和のおもちゃ館みたい
いさぜん旅館の猫3
ここにも猫ちゃんが

さてさて、そんなところでお風呂へ行ってみようと思う。

いさぜん旅館のホームとアウェイ
ホーム、アウェイ…野球っぽい
いさぜん旅館の館内
レトロな館内

お風呂は男女入れ替え制の内湯(うち一つは小露天風呂付き)と、混浴のお風呂が2つある。立ち寄った時は露天無しで混浴の隣の内湯が女湯になっていた。

いさぜん旅館の暖簾
この時は混浴の隣が女性用

混浴はそれぞれ別源泉で、片方には「炭酸泉」、もう片方には「鉄鉱泉」と表示が出ていて、実際は一つの浴室内が部分的に仕切られていて、それぞれの浴槽がある。正式な泉質名自体は、両方ともナトリウム―炭酸水素塩泉だ。

炭酸泉と鉄鉱泉
混浴の「炭酸泉」と「鉄鉱泉」

最初は女湯に入ろうと思ったが、先にちらりとのぞいてみた混浴浴室に誰もいなかったので、誰か来る前にこっちに入ってしまうことにした。脱衣所も混浴の方は男女別に仕切られているわけではなかったので、女湯の脱衣所で湯あみ着を羽織ってささっと移動した。

いさぜん旅館の混浴
混浴は一つの浴室に「炭酸泉」浴槽と「鉄鉱泉」浴槽がある。左の四角いのは「炭酸泉」

まず「炭酸泉」と書かれた方から入浴。

いさぜん旅館の炭酸泉
炭酸泉

こちらは38.8度とぬるく入りやすい。泡はとても細かく、お湯の上から見てもたくさん漂っているのが見えるほど。甘い木材臭+油臭。色は琥珀色。とにかく泡と戯れるのが楽しい。

いさぜん旅館の泡
お湯の中に泡がたくさん漂っているのが見える

ゆっくり入りたいけど、混浴なので誰か来たらと落ち着かないのも確か。

炭酸泉の湯口
「炭酸泉」の湯口、ここにも泡が見える

隣の「鉄鉱泉」は熱い。46.1度もある。極端だ。においは別に鉄っぽくはなく、木材臭+油臭。泡は熱いせいかあまり見られない。

いさぜん旅館の鉄鉱泉
「炭酸泉」の隣の「鉄鉱泉」
混浴の鉄鉱泉
鉄鉱泉

手触りは「炭酸泉」も「鉄鉱泉」も重曹らしい滑りがある。

いさぜん旅館の混浴
入口と反対側から見ると位置関係がよくわかる
いさぜん旅館の蛇口

女湯は44.6度ほど。少し熱めではあるが、「鉄鉱泉」のように人を選ぶほどの熱さではない。甘く揮発する木材臭に、僅かに硫化水素臭がする。滑る肌触りは混浴と同じように顕著。いずれもクレンジング系のお湯だ。

いさぜん旅館の女湯
こちらは男女別浴室のこの時の女湯
いさぜん旅館のタイガース桶と椅子
めっちゃタイガース
女湯のお湯

混浴から女湯に移動すると、やっぱりホッとする。気兼ねなく手足が伸ばせる。ふーっと一息ついたら、ガタンゴトンと窓の外を電車が通過して行く音がした。

いさぜん旅館の猫