くらま温泉 峰麓湯

鞍馬山山麓の一軒宿、露天風呂に日帰り入浴も可

  • 所在地 〒601-1111 京都市左京区鞍馬本町520 TEL 075-741-2131
  • 泉質 単純硫化水素泉
  • 公式サイトURL http://www.kurama-onsen.co.jp/
  • 日帰り入浴営業時間 4月~11月 10時~21時(最終受付20時20分) 12月~3月10時~20時(最終受付19時20分)
  • 定休日 年中無休
  • 入浴料
     露天風呂のみ 大人1,000円、子供700円(4~12歳)
     露天風呂+本館大浴場+タオルとバスタオルと浴衣のレンタル+休憩室 大人2,500円、子供1,600円(4~12歳)
  • 設備等 男女別露天風呂、本館大浴場(男女別内湯、水風呂、泡風呂、サウナ等)、2階広間休憩室
  • ※ おむつのお子さんは日帰り入浴不可
[2017年9月のデータ ただし日帰り料金・受付時間は2018年4月のデータ]

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  • 温度★★★★☆ 泉質★★★☆☆ お湯はぬるめ
  • 設備★★★☆☆ 雰囲気★★★★☆ おむつ児日帰り入浴不可

くらま温泉 峰麓湯 体験レポート

悠久の酒イベント中の鞍馬駅
叡山電車の鞍馬駅 年の一度の「京都・鞍馬 悠久の酒」イベント開催中

 叡山電車に乗ったのは初めて。鞍馬駅のホームで日本酒を飲めるイベントがあるらしいという情報と、鞍馬には温泉があって日帰り入浴できるという情報と、鞍馬からは歩いて貴船神社に抜けられるという情報を合わせてできた計画はこうだ。まず鞍馬温泉に入って、駅のホームでお酒を飲んで、鞍馬寺から山越えして貴船神社まで歩く・・・。

ホームでお酒を飲める悠久の酒イベント 鞍馬駅悠久の酒イベント
年に一度、鞍馬駅のホームで京都と岩手の日本酒が飲めるイベント

 やってみて思ったのは、順番が逆じゃんってこと。普通は山越えしてから入浴したり飲んだりするよね。でも時間や移動ルートを考えるとこれしかなかった。だいたい貴船口から貴船までバスを使わなきゃならないっていうのがネックだった。

鞍馬駅の悠久の酒イベントで日本酒とつまみ 鞍馬駅のホームで日本酒
チケットで日本酒とつまみを買ってみた

 それで朝から鞍馬温泉に来たわけだ。鞍馬駅から歩いても行かれるが、送迎バスが駅前に来てくれるのも便利。帰りは送迎バスの時間が合わず、道も下り坂なので駅まで歩いた。

鞍馬駅 鞍馬温泉の送迎バス
叡山電車の鞍馬駅と、駅に来たくらま温泉の送迎バス

 古都京都にはあまり温泉のイメージは無いが、鞍馬まで来るとあたりは山の中。いかにも天狗が修行していそうな雰囲気。橋を渡って駐車場。左手に本館の建物があって、露天風呂の峰麓湯は右手。入口に続く石段は雰囲気があるが、建物自体はコンクリの箱みたいに殺風景で古そう。

くらま温泉の入口 くらま温泉の本館
くらま温泉の入口看板と本館

 日帰り入浴料は露天風呂だけで1,000円とちょっと高いが、競合他社がいないんじゃしょうがない。それに露天風呂とは言っても露天風呂の浴槽の他に洗い場も内湯もちゃんとある。本館施設じゃ無いという意味で露天風呂と呼んでいるんだろう。なお、ロッカーの100円は戻ってくるタイプだった。

くらま温泉 峰麓湯の石段 くらま温泉 峰麓湯の外観
くらま温泉 峰麓湯(露天風呂)の入口と外観

 お風呂の雰囲気は良かった。露天風呂は長方形を二つずらしてくっつけたような形をしていて、片方だけに東屋風の苔むした屋根が掛けてある。底は石だが縁は木製。腕や頭をもたれさせてゆっくりするにもいい作り。

くらま温泉 峰麓湯の看板
くらま温泉 峰麓湯の看板

 内湯の方は少し小さいが、それでも2~3人は入れる。こちらは石の長方形。一面が露天風呂に面したガラスになっていて明るい。

くらま温泉 峰麓湯の下駄箱 くらま温泉 峰麓湯の暖簾
峰麓湯の下駄箱と暖簾

 お湯はほぼ無色透明。ごくわずかに白濁り。粉のような細かい湯の花が浮いている。温度は全体的にぬるめで、湯口からはぬるいお湯が、浴槽内からは熱めのお湯が注入されている。

くらま温泉 峰麓湯の通路

 入って最初に不思議なとろみを感じたが、あとからきしつきあり。においは・・まあ、塩素消毒臭しかしない。これはしょうがないか。嬉しくはないが。

くらま温泉 峰麓湯の露天風呂
お風呂は撮影禁止なので、看板で露天風呂の雰囲気をご覧ください

 お湯はそんな感じでだいたい予想通りの湯使いだけど、景色は良かった、マジで。東屋の屋根の下に座ると、奥に杉木立の山。背側には塀の向こうに林立するまっすぐな杉の幹。屋根の無い側に回ると、屋根の上に覆い被さるように紅葉。これがまた見事。

くらま温泉の源泉湧出地看板 くらま温泉源泉湧出地
くらま温泉の源泉湧出地

 上がる前に内湯の方も入ってみた。こっちの方が露天風呂よりお湯が濃い?消毒臭も弱い。底から適温のお湯が、内壁の隅からひんやりしたお湯が、それぞれ注入されている。吸込み口のようなものは見当たらない。

 湯上がりはさっぱりしながらも汗が止まらなかった。そういえば露天風呂では蝉の声が聞こえた。蝉の季節もまもなく終わり。既に山は秋の気配を漂わせている。

        

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