わいた温泉郷
湯宿 小国のオーベルジュ わいた館

絶景露天風呂「天空の湯」の青い湯と極上の食

  • 所在地 熊本県阿蘇郡小国町西里3006-2 TEL 0967-46-4553
  • 泉質 ナトリウム―塩化物温泉(低張性アルカリ性高温泉) 源泉名:はげの湯 TY-1
  • 設備等 貸切風呂×4、湯あみ着着用の混浴露天風呂×1等
  • 公式サイトURL https://waitakan.com/
  • 私が旅色で湯宿 小国のオーベルジュ わいた館を紹介したプラン記事⇒熊本・わいた温泉郷へ ブルーの名湯を楽しむ旅
[2022年6月のデータ ただし一部は2023年8月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆ 塩泉なので長湯に注意
  • 設備★★★★★ 雰囲気★★★★★ 基本的に貸切なので

わいた温泉郷 湯宿 小国のオーベルジュ わいた館 体験レポート

湯宿小国のオーベルジュわいた館の天空の湯

このころ一番泊まりたい宿だった。でも夫の好みではなさそうだし、煙草も吸えない(夫はヘビースモーカー)。行きたい気持ちは募るけど、一生泊まれないかもと半分諦めていた。

オーベルジュわいた館の猫ののらちゃん
玄関と、猫ののらちゃん

それとは別に私は宮崎県の温泉に入りたいと言い続けていて、それを元に九州周遊10日間の旅行計画が立ち上がった。フェリーで北九州・新門司港に上陸して、一泊目は熊本県で探せ…と?それはもうここしかないじゃない。

湯宿小国のオーベルジュわいた館の客室
泊まった客室

ちなみに「小国のオーベルジュ わいた館」をおすすめしてくれたのは植竹深雪さんで、今のところ彼女に教えてもらった温泉宿はどこも人に教えたくないほどの大当たりばかり。

夕食
夕食

とまあ、前振りはこのくらいにして、さっそく温泉の紹介に行こう…と思うところだが、あまりにも絵になるお風呂が多くお食事も凝っていることから、何をどう書いてよいものやら。とにかくお風呂を片っ端から紹介して、食事は基本的に写真での紹介にとどめる。

オーベルジュわいた館の夕食
夕食の続き

先に一言付け加えるとしたら、とにかく最高のところ。温泉も食事も環境も。

湯宿小国のオーベルジュわいた館の朝食
朝食

さて、「小国のオーベルジュわいた館」のお風呂は、露天を含む貸切風呂が4つ、湯あみ着着用を義務付けた混浴露天風呂が1つとなる。ただ、私が泊まった時は混浴露天風呂はお休みだったので、基本的に4つの貸切風呂を紹介する。

浴室へのアプローチ

お風呂の種類は母屋の方から紹介すると、まず露天風呂の「天空の湯」、次に半露天風呂の「笹の湯」、内湯の「わいたの湯」、いったん外へ出て混浴露天風呂の「湯畑の湯」、一番奥の右手が露天風呂の「竹林の湯」、左手が同じく露天風呂の「寝湯」となっている。

天空の湯
天空の湯の開放感

「天空の湯」はこの宿を代表するお風呂だ。いやもう息をのむほど絶景で、しかもアートのようにお風呂そのものが美しい。おまけに遊び心まである。

貸切風呂入浴中
この札を返して貸切にする

入口にある木の台に「入浴中」のプレートを下げれば、宿泊者はこの「天空の湯」に何度入ってもいいが、一回に付き20分までという制限がある。

わいた温泉郷の湯けむり
周辺の湯けむりの凄さ

フラットな円形のお風呂で、床板が斜めなのが幾何学的。隣にもう一つ円形の水風呂らしいものがあるのだが、こちらは今は使っていないとのこと。でも水を抜くと乾燥して木が割れてしまうので、常に水を張っているとのお話だった。

天空の湯の脱衣所
脱衣所のこの窓から撮ると綺麗に撮れる

面白いのは脱衣所の上の方にある窓を開けると、撮影スポットになること。雑誌の写真なんかはここから撮るんですよと宿の方に教えてもらった。

天空の湯

お湯の色は淡い水色。まるで空の青を映しこんだようだ。周辺にもくもくと湯けむりが上がっている様子が見える。源泉温度は高いのだが、お風呂のお湯は意外とぬるく、いつまでも入っていられそうだった。

貸切露天風呂笹の湯
貸切半露天風呂「笹の湯」
青い温泉
泊まった日は全浴槽の中で「笹の湯」が一番青かった
笹の湯の析出物

強くないが焦げたマッチ臭がして、とろみを感じるほどにすべすべと肌の滑りがいい。メタケイ酸が多い源泉で、この手触りもいかにもそんな感じ。味はほどよくしょっぱ美味しいゆで卵味。

内湯のわいたの湯
内湯の「わいたの湯」
わいたの湯
内湯とはいえ窓が広く明るい

ぬるかった分、上がる時は少し寒く感じたが、少し経つと中からポカポカ。さらに指先などつるっつるになる。

湯畑の湯へ
ここからいったん外へ出る。この先にあるお風呂は「湯畑の湯」「竹林の湯」「寝湯」の3つ
露天風呂の広場
湯畑の湯の手前にこんな広場がある。これ全部宿泊者のためのスペース!?

ちなみに源泉は2本所有しているが、この時はうち1本が止まってしまい、全体的な湯量が減ったため混浴の湯畑の湯を一時的に足湯としていた。

混浴露天風呂 湯畑の湯
湯あみ着着用の混浴露天風呂「湯畑の湯」、この時は入浴休止中、足湯としては使用可だった
ライトアップされた湯畑の湯
夜のライトアップされた「湯畑の湯」

しかしこの止まっている一本というのは源泉が枯れたとかそういうわけではなく、むしろ成分が濃いゆえに析出物で配管が詰まってしまい、一時的にお湯が流れなくなっているとのこと。

露天風呂 竹林の湯
露天風呂「竹林の湯」、ここのオパールのようなお湯の色合いも好き
ライトアップされた竹林の湯
夜のライトアップされた「竹林の湯」

源泉温度が96.5度と高いので、蒸気造成泉か聞いてみたが、実際は蒸気とともに液体も湧いているそう。

露天風呂の「寝湯」
露天風呂「寝湯」は本当に寝湯のみ。浅いがかなり熱くて入れなかった
夜の寝湯
そして何故か「寝湯」は夕も朝も青くなくて透明だった。ちょっとした加減で色が変わるらしい。

お部屋も居心地がよく、食事にも大満足したが、お風呂が多すぎて一つところになかなかゆっくりと入れなかったのが心残り。それとのらちゃんとくろちゃんとちゃちゃちゃんという3匹の猫ちゃんがいるのだが、のらちゃんとくろちゃんにしか会えなかったのが残念。

天空の湯と雲海
朝には遠く雲海も見えた「天空の湯」

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