杖立温泉米屋別荘

子連れ家族のための温泉ポイント

杖立温泉米屋別荘体験レポート

杖立温泉の中でも九州八十八湯に選ばれている温泉旅館。コロナ禍でいろいろな宿が日帰り休止していても、八十八湯対象なら立ち寄れるだろうと行ってみた。

思った以上にセンスを感じる綺麗なところだった。よその温泉地と比べるみたいでこういういい方はよくないかもだけど、黒川温泉にありそうな雰囲気。

受付から浴室棟に来て、夫は長寿霊泉の方に向かったが、私は貸切風呂が途中にずらりと並ぶ「不老長屋」の一番奥の女性専用露天風呂に入った。

不老長屋、貸切家族風呂が連なる。一番奥が女湯露天風呂。

細長い浴室で、浴槽の奥が打たせ湯付きの露天風呂に、手前の方がそのまま屋根の下に入って半露天風呂のようになっている。

脱衣所

女湯露天風呂

お湯はほぼ透明で、たまにカタマリ状の白い湯の花。ごく淡いゆで卵臭。味は淡い塩味と苦み。

湯治場風の洗い場

そして、いざ入ってみると、縦長の一つの浴槽に見えたそれは、途中が浅くなっていて実質2槽になっていた。

2本の打たせ湯

浴槽は途中が浅くなっていて、実質的に2槽に分かれている

滝のような2本の打たせ湯がある奥の方は44.3度、そこと上がつながった脱衣所側は41.5度と少しぬるめ。そして奥の浴槽にはほかに湯口があと2つあり、うち一つで激熱で、持参のコップに受けて飲もうとしたら舌をやけどしそうになった。

湯口のうちひとつ

また、隅に蒸し風呂の小屋も設置してある。杖立温泉は温泉熱を利用した蒸し風呂が多いよね。

女湯露天風呂に付属した蒸し風呂の小屋

この蒸し風呂は入口に入り方が書いてある。まず打ち水をして、ジョイントマットとバスタオルを重ねてその上に座る、または寝そべると。

蒸し風呂の中

試しにホースの水を引き込んで打ち水をし、ジョイントマットを置いてその上に手ぬぐいを敷いて座ってみた。蒸気も凄いけど、蒸し風呂小屋の前の踏み石が直射日光で熱した鉄板のように激熱でびっくりした。

ここはいいお風呂なので、いつか泊まってもっとゆっくり入ってみたい。今回はちょっと駆け足。