杖立温泉吉祥の湯

子連れ家族のための温泉ポイント

杖立温泉吉祥の湯体験レポート

杖立川に沿って杖立温泉街が広がっているが、熊本県と大分県の県境当たりの温泉街北端に建つ大型の旅館が「ひぜんや」で、逆に南端に近い辺りに建つ日帰り温泉が「ひぜんや」の運営する「吉祥の湯」だ。

杖立川沿いに建つ「ひぜんや」

「ひぜんや」に泊まればシャトルバスで送迎してもらえるが、入浴料の割引などはないらしい。私は日帰りで寄っただけだが、入浴料だけはちょっとお高めだと感じる。でもお風呂の雰囲気はとても良いよ。

吉祥の湯の入口

受付

男女別にそれぞれ5つの露天風呂がある。洗い場は湯小屋のような建物内だが、お風呂は全て露天風呂。

湯上りの待合スペース

露天風呂が点在する吉祥の湯

まず屋根付きの広い岩風呂。

岩風呂(大)

そこから左に回ると切り石の四角い溶岩風呂。ここが一番熱いらしいが、それでも42.3度とごく適温。

溶岩風呂

それから3つの木の桶風呂。女子旅3人で来て一人一つずつ入ったら楽しそう。入ると木の香りがする。

桶風呂

その隣が四角い木製の風呂。ここはかなりぬるくて35.0度。暑い日にちょうどいい。無色透明だが少しの泡付きあり。桶風呂とここは細かい白っぽい湯の花が泡に混じって漂っていた。

木風呂

木風呂、ヨリ

さらにもう一つ少し小さめの岩風呂がある。これで5つ。全体として森の中で入浴している雰囲気。隣に川が流れているはずだが川は見えない。少し消毒臭もあるが気になるほどではない。

岩風呂(小)

お湯の感触はガラスの粉のようなすべすべが非常に強く、それが最大の特徴。本当に嬉しいくらいすべすべするのでいつまでも触っていたい。

パウダールーム

なお、源泉は3本で、うち1本はぬるめ。3本のお湯全部を裏のタンクに入れて非加水で冷ましている。ちなみに冬はぬるい源泉を捨てて、残りで温度を上げているそうだ。だから夏と冬で入り比べるとお湯の印象が少し違うかもしれない。

温泉のタンクはたぶんこれ