子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆ 温度はほぼ適温
- 設備★★★★☆ 雰囲気★☆☆☆☆ 脱衣所にベビーベッド代わりになるベンチあり、子供用の桶あり
子連れ家族のための温泉ポイント
その地域では老舗で、地元のウェディング会場などを担い、近隣の人たちはあああそこねとよく知っているホテル。全国に判で押したようにあるチェーンのビジネスホテルとはちょっと違う。大都市のシティホテルとビジネスホテルの中間ぐらいの親しみやすさがある。トレンディで新しいとは言わないが、たいていお値段以上の満足が。
新ロイヤルホテル四万十はそういうホテルで、土佐の小京都と呼ばれる四万十市の中村の中心地に建っている。ただし中心地とは言っても妙に裏通りっぽい雰囲気があり、車でアクセスすると迷う人も多いらしい。
近くにコンビニ、スーパー、飲み屋、食事処が揃うのがこのホテルのいいところの一つと広報担当の方は仰るが、いやいやホスピタリティと居心地の良さが売りであると思うよ、私は。だって真面目で親切でいいホテルなんだよホントに。
ホテルの歴史はそれなりにあるが、天然温泉を導入したのは日が浅く2015年7月から。敷地内で掘削したわけでは無く、市内の山の方に元々湧いていた「新安並温泉」をタンクローリーで運んでいる。新安並温泉自体は温度が低いこともあり共同浴場などは無く、温泉スタンドと「なごみ宿 安住庵」という宿などがある。
わざわざ運んでくる貴重なお湯なので、加温循環は致し方なし。さらに大浴場と小浴場があるが、温泉を入れているのは大浴場のみ。
ただし、性別で温泉利用に差が出ないように、二つの浴場は時間で交代制になっている。かなり細かく時間が分かれているので、看板をチェックして間違えないように利用しなくては。
そろそろ大浴場が女湯になるタイミングだと思って行ってみたが、何故かドアが開かない。そうこうしているうちに他の人も来ちゃったので焦ったが、何のことは無い、ドアレバーは形だけで、使わずただドアを押せば開くのだった。確かに張り紙はしてあったけど、ドアレバーの形が紛らわしすぎて、てっきり鍵が掛かっているのかと。いや、絶対他の人も間違えるでしょ。
洗い場のカランが5つなのはホテルの規模からしてちょっと少ないと感じる。浴槽は二つ。大が温泉浴槽で、小は水風呂。浴槽に湯口はあるが何も出ていない。お湯は底から注入されている。なお大きい浴槽の底には昔のジャグジーの跡なのか、ライン状に泡の出る口が並んでいる。
お湯は無色透明。少しとろみとにゅるっとした手触りがあり、においは消毒のカルキ臭。 入っていると妙に喉が渇いてきた。いわゆるローリー温泉ではあるが、温泉らしい手触りが残っているし、このホテルで温泉にも入れると思えば十分にありがたい。
新ロイヤルホテル四万十の温泉以外のポイントについては、トラベルジェイピーに寄稿した記事をご覧ください。新ロイヤルホテル四万十・土佐の小京都で温泉付き快適ステイ!