子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★☆☆ 温度は適温、露天風呂は塩分濃いめなので長湯に注意
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★☆☆ 脱衣所にベビーベッドあり
子連れ家族のための温泉ポイント
「そもそもここ、温泉なの?」と聞く私に、四国八十八ヶ所巡りの途中で寄る温泉をスケジュールに組み込んでいた夫は「温泉のはず」と、どことなく心もとない返事。
そんな調子だったので、期待せずに入館。分析書を見ると、源泉温度が25.0度とマジでギリギリで天然温泉の条件をクリアしてる。メタケイ酸が特に多いわけでもないし、あと0.1度温度が低かったら、ただの地下水にされかねん。
ただし、pHは9.8とかなりのアルカリ性。これがいい仕事をしている。おかげでかなりのにゅるにゅるした手触りが楽しめる。においは塩素消毒臭だがそれはしかたない。加温も循環もしているから。
さらにおもしろいのは露天風呂が開き直って、温泉じゃなくて海水を入れていること。海水は地中から湧いていないので天然温泉扱いにはならないが、成分的には十分濃い目の塩化物泉と同じだから。
だから、内湯のにゅるにゅる温泉と、露天のぽかぽか海水で交互浴したりもできちゃうわけだ。興味深い。
ちなみに内湯の湯口はがっちりガードしてある。透明なプラスチックでお湯の表面辺りまでガードして、直接お湯に触れることができない。これは湯口からも循環湯を出しているという意味だろうか?
露天風呂の海水も循環しているようで、こちらも塩素消毒臭がする。しかし高張性の塩化物泉なみの濃さだから、入るときにちょっとビリビリと刺激があるだけでなく、上がると肌がちりちりする。相当なちりちり。
他に和漢生薬系のブレンド葉っぱを大きなお茶パックに入れた薬湯と、サウナと水風呂があった。サウナはそこまで熱くないが、そこそこ綺麗でしかも誰もいない。
水風呂はにゅるにゅるしないから温泉ではない。ととのいイスはリゾートのプールサイドにあるような寝転がれるタイプのものが、ただっ拾い露天風呂のスペースに2つだけあった。足を伸ばせるのは贅沢で嬉しいが、こんなに無駄にスペースを使っていていいのか。