子連れ家族のための温泉ポイント
- 湯温★★★☆☆ 泉質★★★★☆ お湯は少し熱め
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★☆ 脱衣所にベビーベッドあり
子連れ家族のための温泉ポイント
ステーキで有名なところ。箱根旅行の最後にステーキランチをと思って寄ったら、食事で日帰り入浴も半額になると知ってお風呂も入って帰った。そんなわけで、前半はステーキの話、後半は温泉の話を書くとする。
パッと見は立派な大型旅館だけど少し古びている。大正建築の木造とかではなく、昭和なかごろっぽい古び方。でも箱根湯本だし、たぶん泊まればそこそこお高いだろうという雰囲気。実際館内は高級感もあり、とても綺麗。
ステーキハウスは敷地内ではなく完全に建物の中にある。入口は別だが。
店内はそんなに広くない。カウンター席がほとんどだろうか。注文し、黒い紙エプロンをして待っていると目の前の鉄板で焼いてくれる。分厚い。
食べる前に卓上に出されるのはワサビ塩、ごまみそ、おしんこ、醤油だれ、そしてバターロール。シェフはパフォーマンスを交えて熱演。途中、ワインを降りかけてフランベ。炎が上がるのが見所のひとつ。
脂身は丁寧にカットして、さらにじっくり焼いてくれる。その他は食べやすい大きさに切り分けて、カリカリにんにくとともにお皿へ。
食べている間に鉄板に残った肉汁と油を使ってモヤシをソテーにしてくれる。全部余さず食べ尽くせるというわけ。
ジューシーで柔らかいけど、油はちょっときつめ。でもお肉はとても美味しい。ここでステーキランチを食べたら、夕ご飯は軽めにしないとと思うかな。
食後に紅茶を出してもらえるんだけど、ロビーに運んでもらえるのがなかなかいいと思った。ステーキを食べ終わった後だと油酔いしそうで、場所を変えてもらえるのは助かる。
お風呂の方は週3回の清掃日だったので午後1時半から。ステーキランチを12時頃から食べ始めてしまうと、お風呂が開くまで時間が余ってしまうのが難点。
結局お風呂の受付だけ済ませて、箱根湯本の駅前まで散策してみたり、吉池の自慢の庭園を歩いたりした。あいにくと雨模様だったので庭園を歩くのは快適とは言えなかった。
日帰り温泉はタオルとバスタオルのレンタル料込み。ガサガサ袋に入れて渡される。なお、この袋は帰る時にフロントに返却する。男湯は露天風呂は脱衣所も別だったが、女湯は内湯の奥に露天風呂が二つ。
内湯は洗い場との仕切りに岩を立てた円形の浴槽と長方形の浴槽。長方形の方は桧風呂っぽいが、温度調節中とかで入るなと衝立有り。円形の方は真ん中に湯口があり、お湯はそこから出て周りを伝って浴槽内に落ちるようになっている。
お湯は無色透明でちょっと熱め。わずかに焦げたようなにおいと甘いにおい。きっしきしの強いきしつき。全体的に浴室内に湯気が立ち込めていてうすぼんやりしていた。
露天風呂はちょっと変わっていた。手前の浴槽は楕円型で、湯口は端で、浴槽の中央にアメーバ型のテーブルのようなものがある。なんかちょっと腕をもたれ掛けさせて休むのにいいかも。
まさか乗っかる人はいるまいなと思ったけど、小学生ぐらいの子供が上がってその台に座って「足湯みたい」って言ってた。
奥のお風呂は少しぬるめ。部分的に傘が掛かっていて、雨でもその下にいればなんとか。この奥のお風呂だけ白く細かくふわふわした羽毛状の湯の花あり。
入っていて一ヶ所だけやけに熱いと思ったら、お湯が中からも出ていた。このお風呂は意外なところからあちこちお湯が出ている。あれっここも岩がと思ったのは目の錯覚で、お湯に映った岩だった。そこは昔の湯口だったと思われる。
とにかく吉池の露天風呂の素晴らしいところは花がたくさん咲いているところ。庭の花を眺めながら入れるお風呂は非常に和む。
えらくあったまって湯上りはふっくらすべすべ。特に中からじんわり温まっている系。
受付でタオルを返却するとき、名前も確認された。ちゃんと日帰りのお客さんが全員タオルを返しているか、毎回きっちりチェックしているもよう。
2021年12月に宿泊してきました。ちょうど庭園のライトアップをしていたことと、泊まったお部屋のお風呂にも温泉が引かれていたので、画像を追加します。