箱根 天山湯治郷 ひがな湯治天山

美意識を感じる日帰り温泉

  • 所在地 神奈川県足柄下郡箱根町湯本茶屋208 TEL 0460-86-4126
  • 泉質 アルカリ性単純泉 源泉名:混合泉第92、93、101、102、114号 アルカリ性単純泉(飲泉許可) 源泉名:湯本74号源泉 ナトリウム―塩化物泉 源泉名:湯本115号源泉
  • 営業時間 朝9時~夜10時(閉館11時)
  • 休館日 年中無休(但し12月中旬5日程度休館)
  • 入浴料 大人1,300円、子供650円
  • 設備等 男女別内湯、男女別露天風呂、食事処、休憩室、ボディケア等
  • 公式サイトURL https://tenzan.jp/tenzan/
  • 私がナビタイムTravelに寄稿した天山湯治郷を含む箱根湯本の日帰り温泉5選記事⇒タイプ別に選びたい!箱根湯本のお役立ち日帰り温泉5選
  • ※同じ天山湯治郷にはもうひとつかよい湯治一休という温泉施設があります
[2019年3月のデータ ただし営業時間、入浴料等は2020年2月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 湯温★★★★☆ 泉質★★★★☆ 
  • 設備★★★☆☆ 雰囲気★★★★★ 赤ちゃん不可ではないが子連れの雰囲気ではない

箱根 天山湯治郷 ひがな湯治天山 体験レポート

天山湯治郷のバス停前
天山湯治郷のバス停前

天山に初めて来たのはもうずーっと昔のことで、その頃はやたらと豪華でバブリーな日帰り温泉だったというイメージがあった。そのイメージで固まってしまっていたので、どうにも天山というものがどういう温泉なのかわからない。今回改めて訪問してみて、以前持っていたイメージがすっかり覆されてしまったのには驚いた。

奥の建物が天山
奥の建物が天山

箱根登山バスでアクセスすると、やたらと入口までが遠い。道路から建物までが離れているのだ。しかも急坂。広い駐車場。

そして外の自販機で入湯札を購入する。これはやたらと混む日があるとかそういう意味なんだろうか?

入湯札の券売機
入湯札の券売機

館内は迷路のようだが隅々まで美意識というものを感じる。これは天山だけでなく、天山湯治郷内の他の施設、「一休」や「じねん蕎麦すくも」も全部ひっくるめてこうあるべきだという美意識が強い。全てが計算し尽されている。

天山の券売機

全体的に鄙びた感じで、かつスタイリッシュ。浴室、休憩室、どの角度から見てもハッとさせられる。その度に、してやられたと思う自分に腹が立つほど。

例えば露天風呂に籠を置いてみたり。掛け湯のための桶をひっかける突起を作ってあったり。内湯の窓を開けて露天を見えるようにしてあったり。

天山の門
天山の門

源泉は露天風呂には5本と記されており、館内ポスターには7本目がどうとか書いてある。ちなみにパンフレットには自家源泉5本と共通源泉2本とあり、同じパンフレットにプリントされた分析表ではナトリウム―塩化物泉は5本のミックス、アルカリ性単純泉は1本になっている。ちなみにアルカリ性単純泉の74号は両方に使われている(飲泉にも)。5本なのか、6本なのか、7本なのか、まあ別にいいか。

天山の入口
天山の入口

内湯はナトリウム―塩化物泉。露天風呂はまず手前にちょいぬるめの白濁泡湯(人工?)。奥に水風呂と祖の湯(天山発祥の湯がすぐ下で湧くアルカリ性単純泉)。もうひとつアルカリ性単純泉。それからナトリウム―塩化物泉の洞窟風呂とそこに繋がったようなもう一つのお風呂。

アルカリ性単純泉はあまりにおい無し。キシつき吸い付く肌触り。ナトリウム―塩化物泉の方は沢水のような昆布のようなにおいが少し。お湯の温度は熱交換で冷まし、その熱でカランの水を温めている。

露天風呂の岩や階段はさりげなく滑らないように工夫がある。ホントにいろいろと考えられているお風呂の作りだ。

天山の休憩室
天山の休憩室

新しい施設ではないはずなのだが、どこにも古さは感じない。時間の流れで味が出ている部分はある。お湯へのこだわりや追求もすごいところだった。ただ合う人合わない人がいるかもしれない。

近隣の子連れ遊び場情報

  • 鈴廣かまぼこの里(お弁当向きに電車や車、ハート柄の蒲鉾も売っている)
  • 箱根小涌園ユネッサン(水着のテーマパークみたいなお風呂がいっぱい)
  • 箱根芦ノ湖遊覧船・海賊船
  • 箱根彫刻の森美術館