子連れ家族のための温泉ポイント
- 湯温★★★★☆ 泉質★★★★☆ 塩泉なので長湯に注意
- 設備★★★☆☆ 雰囲気★★☆☆☆ ベビーベッド無し、脱衣所にベンチあり
子連れ家族のための温泉ポイント
11時40分過ぎに何も考えず行きドアを開けようとすると、ちょうど中から受付のおばちゃんが出てきて鉢合わせしそうになった。おばちゃんは入口の張り紙を指し、「休憩時間だから」と。
張り紙に書かれている休憩時間は12~13時。あ、あと20分ある…けど、休憩時間までにあがってもらう前提なら無理か。
さらにおばちゃんはたたみかけるように、「ここは町営じゃないから」「わかってるね?」と何度も言う。えええ、いや別に町営だと思って来てないし。町営か町営じゃないかって自分的にはどっちでもいいような。えっ、ダメなの? そこ大事?
しかし「休憩時間なら後でまた来ます」って言うと、バス停の位置など親切に教えてくれる。まくしたてて怖いけど、実はとっても親切というキャラだ。
でもって実際に夕方もう一度やってきた。えっへん、今度は休憩時間じゃなかろう。
しかし今度は「石鹸とタオル持ってきた?」と聞かれる。聞かれるだけじゃなくて、「石鹸を持って入ってちゃんと洗わないと常連さんに迷惑が掛かるから」「マナーをちゃんと守って」「ここは本来、地元自治会の組合員のためのお風呂を一般にも組合と変わらない入浴料で入れて上げているんだから」と何度も何度も念を押される。
大丈夫、ちゃんと石鹸持っています!と答えたが、その後で「貸して上げる」とボディーソープのボトルを持ってきた。信用されてないのかもしれないが、それにしても普通ならミニボトルの販売だろうに。やっぱり口うるさくてやけに親切なのだ。
またお風呂場で会った常連さんも親切だった。この温泉はみんなこんな感じなのか。
シャワーはお湯と水の調節が難しく、諦めて湯船のお湯を汲んで洗った。
湯船に入るとお湯がザバザバーッと溢れて桶が踊る。加水掛け流しだが湯量たっぷりだ。ほぼ透明で適温、少し滑る感じはあるが包み込むような柔らかさ。何らかの淡いにおいはあるが何とも例えようがない。
太閤湯の浴室は変わっていて、男湯女湯ともに二つずつ浴室がある。受付をして入ると左が男性、右が女性の脱衣所になっていて、それぞれの脱衣所から二ヵ所の浴室に行かれるようになっている。つまり並び順は左から男男女女だ。実は元々は男女男女だったのだが、真ん中に仕切りの壁を作って男男女女に分けたそうだ。
この時は女湯の小さい方は調整中の札が下がっていて無人、私と常連さんは大きい方の浴室を使っていた。その後人が増えてきて、おばちゃんは調整中の札を外した。人数によって両方使うらしい。
源泉は1本で道向かいから引いているとのこと。おばちゃんはニヤリとして「入浴料50円の時代からここ(太閤湯)のお風呂はあるのよ」と自慢した。