子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度----- 泉質----- 赤ちゃん・子供は利用できない施設
- 設備----- 雰囲気★★★☆☆
子連れ家族のための温泉ポイント
スーパー銭湯チェーンの喜楽里・湯楽の里グループでも、「喜楽里」は1軒しかない。「湯楽の里」はたくさんあるし、「喜楽里別邸」も複数あるが、何もつかない単独の「喜楽里」は溝口だけ。
「喜楽里」と「喜楽里別邸」と「湯楽の里」の違いは、ズバリ年齢制限。「喜楽里」は中学生以上、「喜楽里別邸」は小学生以上、「湯楽の里」は全年齢対象だ。
そういう意味でこの「溝口温泉喜楽里」は、グループ内で一番大人向け施設ということになる。子供が騒いだり走り回ったりはしない環境を目指している。
スーパー銭湯なのでお風呂の種類はバラエティに富んでいて、シルク湯やジェットバスなんかもあるが、温泉に絞って入る場合、内湯の「炭酸源泉風呂」か、露天風呂の「上の湯」と「下の湯」になる。
「炭酸源泉風呂」は炭酸が源泉という意味ではなく、源泉(天然温泉)に炭酸ガスを人工的に注入している、いわゆる温泉をベースにした人工高濃度炭酸泉だ。沸かし水道水に炭酸ガスを入れるより、入っていて楽しいのは確か。
シンプルに温泉を楽しむなら露天風呂。「上の湯」が源泉掛け流しで、「下の湯」が加温循環。ありがたいのは春夏は非加温で「上の湯」を掛け流すこと。源泉温度は40.5度だが、汲み上げて配湯しているうちにもう少し下がる。でもあえてぬるめでもそのまま浴槽に使ってくれるのは「わかっている」施設だと思う(寒い時期は加温掛け流し)。
温泉の色は濃い目のモールカラー。弱アルカリ性で、ちょっと指の間ににゅるっとくる手触り。「上の湯」では乾草のようなモール臭が、「下の湯」ではそこに甘いにおいが強くなる。
源泉は駐車場の「ゆ」の看板の近くで湧いているものを、ポンプアップしている。だから看板から玄関のあたりは、雪が降ってもすぐに溶けてしまうそうだ。