子連れ家族のための温泉ポイント
- 湯温★★★★☆ 泉質★★★★☆ おむつ児利用不可
- 設備★★☆☆☆ 雰囲気★★☆☆☆
子連れ家族のための温泉ポイント
最初は湯の里おかだへ行こうと思っていた。でも微妙に駅から遠いし、おかだ方面へ行くバスがもう夜は走っていないので帰りが怖い。箱根はどの店も終わるのが早く夜になると真っ暗だから。
そこで和泉にした。和泉もまだ入ったことがなかった。場所を調べると、箱根湯本でもここなら知っているエリアから近い。駅から徒歩10分だけど夜でもなんとかなりそう。途中、蕎麦屋の「はつはな」に入れそうだったので先に夕食を食べた。だいたい「はつはな」はいつ通りかかっても、並んでいるかもう終わっちゃっているかだったので。
で、和泉だが「はつはな」の方から行ったのでぐるりと回って鉄橋のそばだった。駐車場は広いが建物は駐車場の奥にちょこんと入口が見えた。その横には温泉スタンド。
玄関を入るとなんとなく日帰り温泉らしくない。B級がちょっと入った昭和の旅館みたい。古さが感じられて、やけに中華趣味の装飾が目に付く。
しかも入ってすぐ右側に不気味な(失礼)洞窟があってびびる。というか、屋内なのに岩壁でしかも洞窟があるとは。
これは元々あった岩盤を活かして建物を建てたパターンか。この地層は早川凝灰角礁岩であると説明板がある。
さらに洞窟には「横穴式源泉跡」と。この坑は手掘りで源泉を掘ったもので、当時はこの場で入浴したとか。へえー、なのだ。
受付のお姉さんが大浴場まで案内してくれるのは日帰り温泉では珍しいサービス。途中の休憩室もいかにも年季が入っていて、昭和時代からずっとそのままな感じ。これはこれでノスタルジックで面白い。
一応露天風呂はあるが日帰り温泉にしては小さめ。その意味では入浴料は箱根湯本だとしてもちょっと高めかと。シャンプーはリンスインタイプ。
内湯と露天風呂では源泉が違うようだ。両方無色透明。内湯はアルカリ泉とあり、確かにすべすべ感がある(でも全部アルカリ性じゃないのか?)。シャンプー後に入ると指の間ににゅるにゅるとする感触もある。この感触はかっぱ天国に少し似ている。
露天風呂は二つ浴槽があり、手前が四角く奥は泡の湯となっている。四角い方は内湯とは手触りが違いキシつく。ここが一番ぬるい(41~42度)。泡の湯の方は三ヵ所ぐらい圧注浴のノズルがあるが、うち2つはペアのうち片方が止まり、残りも含めて全部圧力弱々。
湯上がりはいい感じにすべすべになり、期待していなかっただけにお湯はわりといいと思った。しかしやっぱり設備の割に値段はちょっと高いかなぁ。