子連れ家族のための温泉ポイント
- 湯温★★★★☆ 泉質★★★★★ 滑りやすい泉質なので注意
- 設備★★★☆☆ 雰囲気★★★★☆ ベビーベッド無し、貸切風呂あり、子供が泊まれる部屋は限られる
子連れ家族のための温泉ポイント
私の予算からしたらけっこう思い切った。お料理の評判が高い温泉宿なので、お値段に不服はないけれど、意外かもしれないが私は一人2万円を超える宿はそんなに簡単に泊まれない。
しかもここ、明らかに夫の趣味ではない。だから一緒に行ってくれる女友達を誘う所から始めた。
これをまとめている2024年8月現在は「アルベルゴ湯楽」という名前になっているが、実際に泊まった2023年4月の段階では、まだ「オーベルジュ湯楽」だった。
ちなみにお料理にに関しては、お値段以上と評価が高く、実際にとても美味しかったが、小食な私がギリギリ間食できる量だったので、たくさん食べる人はランク上のプランにするかお代わりした方がいいかも。私はもっと量が少ない方が助かるけど、それはあくまでも少数派の意見だから。
お料理が一つ一つとても凝っていた。だから楽しい夕食タイム2時間になった。
さて、次は温泉の話。お風呂は洋風の大浴場と檜のお風呂が夜に男女交代。夜中は入浴不可。他に露天風呂と内湯の貸切風呂があり、どちらか1回入れるシステム。
まず洋風の内湯から。どこか昔懐かしいレトロ風味がある。モダンでビビッドなカラーの椅子を置いているところがアクセントになっている。
お湯は源泉が70度ぐらいと熱いので、上から打たせ湯のように落ちてきても触らないようにと。浴槽内ではほどよく温度が下がって適温。アルカリ性単純泉ではあるが、あと少し濃ければ塩化物泉にも硫酸塩泉にもなるお湯で、ふわっと肌の表面に層を感じる。湯上がりはつるつるになる。自家源泉掛け流し。
檜風呂はシンプルながらどこかデザイン性を感じる造り。もともと二つあった浴室を合体させたような名残がある。浴槽も2つだ。
ここは洋風内湯よりは狭いが、肌辺りの柔らかい木の浴槽が好きなので満足度が高い。この2つの檜風呂は奥の方の風呂が簀の子で浅くしてあってゆっくり入りやすい。
最後に露天風呂の貸切風呂(貸切はどちらか一ヶ所ということで、内湯の貸切の方は未体験)。内湯ではあまりお湯のにおいがしなかったが、この貸切露天では少し沢水のような劣化硫黄のようなにおいがしていた。
この貸切露天風呂、はっきり言ってとても広い。貸切とは思えないサイズ。脱衣スペースが2ヶ所にあるので、もしかしたら昔は混浴露天風呂だったのかなとも思う。
画像は朝のものだが実際に貸切露天に入浴したのは夜だったので、その時点では見晴らしはよくわからなかった。ただ広さに驚かされたのと、左右に小さな浴槽が付いていることはわかった。右の小さい浴槽は水風呂と書いてあり、温度は30度ちょい。左は体温より少し温かく感じるがほぼ不感温浴。広いところは42度ぐらい。
水風呂も含めて3つともお湯の手触りは似ていて、岩とお湯の境目には白い析出物が付いている。でも後でフロントで聞いてみても、これらの小さいぬるい浴槽に入っているのが、冷ました温泉か地下水か自分の方ではわからないという話だった。