霧島 硫黄谷温泉 霧島ホテル

混浴の硫黄谷庭園大浴場が迫力のホテル

  • 所在地 鹿児島県霧島市牧園町高千穂3948 TEL 0995-78-2121
  • 泉質 硫黄泉・明礬泉・塩類泉・鉄泉 温泉名:硫黄谷温泉
  • 日帰り温泉営業時間 11:00~17:00
  • 日帰り入浴料 大人1,000円、こども(3歳から12歳まで)500円
  • 設備等 混浴大浴場、男女別内湯ゾーン、男女別露天風呂、休憩室など
  • 公式サイトURL https://www.kirishima-hotel.jp/
[2019年12月のデータ ただし営業時間、入浴料等は2021年2月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★★★ 泉質★★★☆☆ 深い風呂、深さがわかりにくい風呂もあるので注意
  • 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★☆ ベビーベッドあり、混浴につながっているので家族で入れる

霧島 硫黄谷温泉 霧島ホテル 体験レポート

硫黄谷バス停

霧島温泉郷の中心部分からさらに少し山の方に上ったところにある混浴風呂が有名なホテル。

霧島の温泉の代表格みたいなところだから、前にこの辺りを通った時にいつか行ってみたいと思っていた。

霧島ホテル待合所
このバス停前の待合所からホテルの入り口までは急坂

硫黄谷バス停で降りるともうこのホテルしか建っていない。しかしバス停からホテルの入り口まではまだまだ急坂があるのだ。バス停に待合所があってそこにホテルまでは「送迎車を呼べ」と書いてあったが、どうせ送迎者は宿泊者専用だと思った私はひたすら歩いて上り始めた。

霧島ホテルの送迎車
待合所で連絡すると送迎車が来てくれる

しかしこの坂、半端なくきつい。ぜいぜい言いながら登っていたら、途中で送迎車が追い付いてきて笑いながら乗せてくれた。日帰りでも車を呼んでいいんだって。親切だった。

霧島ホテルの外観
到着した霧島ホテル

上る坂からも周辺にもくもくとあがる湯けむりが見える。この「霧島ホテル」よりさらに高所に湯けむりとともにやはり大きなホテルが一軒見えるが、それは既に廃業した「霧島いわさきホテル(旧林田ホテル)」の建物だった。

お湯も眺めも良さそうなのに、もう朽ちていくだけなのかな。もったいない。

霧島いわさきホテルと湯けむり
向こうに見えているのは廃業した「霧島いわさきホテル」

ホテルの受付では日帰り客も名前に電話番号まで書かされる。コロナ発生前だったのに珍しい。

霧島ホテルのロビー
霧島ホテルのロビー

ではさっそくお風呂に行ってみよう。お風呂は撮影できないからお風呂のポスターと、あとは文章とはリンクしないけど館内で撮影した写真を適当に挟んでいく。

霧島ホテルの硫黄谷庭園大浴場
これがその有名な混浴の「霧島ホテル 硫黄谷庭園大浴場」、見てくださいよ巨大すぎ

女性の場合脱衣所を出ると、まず内湯。目の前にぬるめと表示された明礬泉、その左が熱め表示の塩泉で、どちらも無色透明。さらに左に水風呂、サウナ。後ろに長寿湯という古い丸太を縦に割ったような浴槽があったが、この残り半分の丸太は混浴ゾーンで使われていた。

硫黄谷温泉由来書
館内の硫黄谷温泉由来書

その奥は庭園風呂の一部で、あっ庭園風呂というのはこの「霧島ホテル」のメインになる巨大浴室ね――塩泉があり、そのまた奥に通路、そこを通って左に硫黄泉の大きい浴槽があり、河童の像や立ち湯がある。

…とかなんとか羅列してもわかりにくいね。とにかく沢山の浴槽があるし、何もかも巨大。

霧島ホテルの休憩室
霧島ホテルの休憩室

そして女性専用ゾーンを進んでいくと混浴とつながる部分がある。女性タイム以外はバスタオルを巻けと表示があるので、女性はそもそもバスタオルか湯あみ着を持って浴室に来る必要がある(私は湯あみ着持参した)。

混浴ゾーンを見たときの最初の印象…体育館かっ!?

硫黄谷庭園大浴場
「硫黄谷庭園大浴場」をもう一回貼りますよ、この迫力! 女性はバスタオル巻きでどうぞ

古い体育館の全体が浴槽になっているような印象。これはまたすごいねぇ。高い位置に掛かっている「天下の名泉」と書かれた看板がまるで酒屋みたい。

女性ゾーンから混浴ゾーンに移動するルートは浴槽がつながっているのでお湯の中を湯あみ着姿でじゃぶじゃぶと進むと、お湯は綺麗な水色の濁り湯だし、白い粉状の湯の花が淀みに集まっているのも楽しいし、気分はすっかりテーマパーク。

硫黄谷庭園大浴場の地図
「硫黄谷庭園大浴場」の図解

中央の巨大硫黄泉を囲むように他の浴槽があり、ひときわ高い位置に赤松風呂を置いた硫黄桜とか霧島楼とかっていう室内なのに屋根付きの東屋がある。

そこに一人用の浴槽が2つあり、一つは男性がずーっと独占していて入れなかったが、もう一つに入ってみた。これがすこぶる良い!ゆで卵臭に山の刺激のある硫化水素臭も強く、濃さを感じて全体で一番気に入った。

霧島ホテルの歴史コーナー
館内の歴史コーナー

鉄泉も入ってみた。ほぼ透明、わずかに酸味があり鉄っぽいにおいはあまりしない。というか、体中に硫黄のにおいが染みついちゃって他のにおいがもうわからないよ。

塩泉は熱く、足がちりちりする。あと男女別の露天風呂もあるけどあの体育館みたいな巨大混浴を見た後だとフツーというかなんというか。

霧島ホテルの庭園
霧島ホテルの庭園(お風呂じゃない方)

最後に子宝の湯とかその辺で地元の人につかまり、東京から来たというと近隣の観光名所をいろいろ教えてくれた。大隅半島に薔薇の名所があるから季節になったら必ず行くようにと。

霧島ホテル周辺の湯けむり
バス停から上る急坂の途中の景色、周辺からは湯けむりもくもく

とにかく日帰りで「霧島ホテル」に行くなら女性は湯あみ着は持っていこう。有料の貸し出しバスタオルもあるけどね。さすがは湯けむりもくもくの霧島で有名な温泉ホテルだけある。きっと話のタネにもなるよ。

女性の混浴風呂攻略ポイント

  • 硫黄谷庭園庭園大浴場に行くならバスタオル必須。有料レンタルもあります。

近隣の子連れ遊び場情報

  • 高千穂牧場(ふれあい牧場や各種牧場加工品作り体験など)
  • 霧島アートの森
  • えびの高原