霧島前田温泉カジロが湯

子連れ家族のための温泉ポイント

霧島前田温泉カジロが湯体験レポート

カジロが湯は温泉を掘る専門家の日帰り温泉だって聞いたのは、ここに入ったよりあとのこと。へーとその時は意外に思ったけど、確かに公式サイトを読むと温泉掘削（ボーリング）を行う会社で、近隣の温泉の保守管理も請け負っていると書いてある。

カジロが湯の看板。和食と喫茶「詩の樹」も同経営。

そんな霧島温泉郷の「カジロが湯」。宿泊もできるけど、手広く立ち寄り湯もやっていて、観光客だけでなく近隣の住民の銭湯としても使われている感じ。

なんたって390円と破格の入浴料。この辺はお湯はあふれているだろうに、大型ホテルなんかが多くて専門の日帰り温泉は見かけないような。だから1000円上等の立ち寄り入浴が林立している中に390円ぽっきりだよ。

しかも安いのに露天風呂や足湯やサウナ、水風呂まであるんだね。お湯は当然のように源泉掛け流しだし、充実しすぎではないだろうか。脱衣所のドライヤーは10円入れて電源が入るタイプだけど。

お湯の色は紺色を薄くしたような淡い濁り湯。手触りは少しすべすべする。そして露天風呂には大きな羽状の白い湯の花があるのでそれを追いかけるのも楽しい。

カジロが湯の内湯

硫化水素臭もするような気がするけど、一つ前に入った霧島ホテルのにおいが凄かったので、それが肌に染みついちゃってここのにおいがよくわからないのは確か。

カジロが湯の露天風呂

ちょっと味見してみるとゆで卵味にわずかにじゅわっと感。

タイル張りの内湯の段差の角のへこみが斜めで、丸みを帯びているので、寄りかかるとずるずると沈んでしまう。あとね、内湯でルゴールっぽいにおいがした。気のせいでなければ。

カジロが湯って変わった名前だけど、これは前田温泉創始者の前田嘉次郎さんの名前から。