子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆ お湯は適温
- 設備★★★★★ 雰囲気★★★☆☆ 脱衣所におむつ替え台あり
子連れ家族のための温泉ポイント
確か夫が砂風呂に行きたいと言ったんじゃないかと思う。前日にうっかり「湯ったり館」という温泉じゃない温浴施設に入っちゃったんで、今回はちゃんと天然温泉か事前にネットで確認した。
ここは「槻沢(つきざわ)温泉 砂ゆっこ」と言って、町営というか第三セクター運営の日帰り温泉。2020年に他の温泉施設とともに西和賀町が手放そうと売却を試みたが誰も手を上げなかったという。世知辛い。
だが人気はあるという。特に砂風呂が。私はお風呂の入浴と比較して砂風呂が特別好きというわけではないが、それなりに体験すると毎回すっきりと体が軽くなる。夫はわりと砂風呂好き。
ちなみにここの砂風呂は1200円だが、1日のうちなら600円追加でもう一回体験できるそうだ。そんなに何回も砂に埋まりたい人がいるかはわからんが。
まず砂風呂の説明を受けて専用の浴衣を着用する。女性はヘアキャップも。
そして順番が来たら浴室を通過して、砂場へ。そこは12人ぐらいが入れそうな部屋×2で、思ったより広かった。砂は山の砂(珪酸)なので、海の砂より重いという。この重さがいいらしい。
夜のうちに砂の上まで80度以上ある温泉のお湯を張り、朝、それを抜いて砂風呂として使う。高温のお湯で消毒もできているそう。温泉成分もしっかり砂の間に含まれる。
ただしそんなわけで朝は特に砂が熱い。熱いので動かさず、言われた場所に横になると砂が掛けられる。足は後から。途中で肩にも追加。それから冷たいタオルで顔を拭いてくれる。
次に腕を砂から出し、少し体を持ち上げ(ここで背中に空気が通る)温度を変えたら、今度は足を埋める。サービスがいろいろ細かい。
埋まっている時間はおよそ15分。お尻が熱かった。
時間が来たら砂を落として温泉のお風呂へ移動。湯口の析出物はしっきりできているけど、加水でお湯自体はかなり薄い感じ。無色で特ににおいも味も無い。あっ、塩素消毒臭はしっかりあった。
熱いと感じたお尻はたぶん赤くなっている。砂湯ではだいたいそう。