志戸平温泉湯の杜ホテル志戸平

子連れ家族のための温泉ポイント

志戸平温泉湯の杜ホテル志戸平体験レポート

通りすがりに見た時は、なんだか大型観光バスを相手にするだけの大型ホテルかと思ったが、実際に中に入ってみると豪華さに驚かされた。東北では時々そんなことがある。

この外観だけ見ているとそんなに豪華なホテルには見えない

「志戸平温泉」の「ホテル志戸平」だと思っていたが、公式サイトのTOP頁のタイトル部分は「花巻温泉ホテル志戸平」になってるし、実際にそのサイトを開いてみれば、ロゴの部分は「南花巻温泉郷湯の杜ホテル志戸平」になっているし、温泉郷でいうなら「花巻温泉郷」と称する方が一般的なような気がするし…

つまるところここは「花巻温泉郷」なのか「南花巻温泉郷」なのか「花巻温泉」なのか「志戸平温泉」なのか、正解はどれ？　まあどっちでもいいのか。

館内に足を踏み入れると吹き抜けのロビーに度肝を抜かれる

ホテルのフロントは入ってみればそこが5階だった。つまり渓流の斜面に建っているわけだ。大浴場は3階と1階にあり、奇数日偶数日で男女交代制。この時は1階が女湯だった。

天井まで豪華で巨大な印象

大浴場は大きな内湯に大きな窓で迫力がある。右に洗い場、奥に水風呂とぬる湯の浴槽。このぬる湯は底の部分が以前はジャグジーだったように見える。

そして奥の左に川に張り出した露天風呂があり、外からは見られないように一部囲ってある。十分雰囲気の良い露天風呂だが、渓流露天風呂を見ると景観的には劣化版に思えないでもない。

そう、この大浴場からはもう一つの露天風呂に行かれる。右側を見ると渓流露天風呂の入口という表示があり、混浴じゃないから安心するようにと書かれていた。

その表示に従いやけに和風な通路を通っていくと、絶景といってよい露天風呂に出た。思わずこれは素晴らしいと息をのむ。

お風呂から見える川の雰囲気はこれでは伝わらないかもしれないけど

決して小さくはない浴槽が川がカーブしているところに貼り出すように作られていて、川の瀬と淵の両方が楽しめる。淵の上には紅葉も植えられていて秋には彩を添えるだろう。一般的には浴槽に入っちゃうと景色が見えないお風呂が多い中、ここはお風呂に入りながら川と対岸の岸壁が見られる。

顔出し看板なんかもあったり

お湯は無色透明。少々塩素消毒臭が強いのは致し方ない。ぬるいお湯の湯口と熱いお湯の湯口があり、粉状の湯の花が少し。お湯の流れの淀みの部分には粒状の白い湯の花もある。

露天風呂から川を眺めていたら、小鳥が瀬に降りてきて何かついばんでいる。動きのある景色が見える露天風呂は、いつまで入っていても飽きることがない。