永岡温泉夢の湯

子連れ家族のための温泉ポイント

永岡温泉夢の湯体験レポート

ゴルフ場併設の温泉施設。日帰り温泉でもあり、宿泊もできる。

ガラスドアの向こうに「クローズ」の文字が見えた時の絶望感

焦ったのは建物の前まで行くと、ガラスの奥に「クローズ」の文字が見えたこと。えっ、臨時休業？それともまさか閉業!?

温泉は別棟だった

いやいやそんなことはなかった。こっちは温泉施設ではなく、ゴルフ場の施設だった。訪ねたのが1月だったので、ゴルフ場が冬季クローズしているだけだった。ちゃんと温泉の方は別棟にあり、そちらはオープンしていた。むしろ賑わっていた。

夢の湯の外観

宴会場の張り紙に「なんとか老人会」というのもあり、地元の年配客などが大勢来ているようだ。館内は広く、食事もできるらしい。

このあたりでは見慣れた「阿弖流為の郷温泉郷」の板

浴室は2室に分かれていて、大きい方は長方形と扇形が合体したような形。その扇型のところに適当な感じの打たせ湯がある。打たせ湯と書いていなければ、やたらと高い位置に湯口があると思ってしまいそうだ。

館内に食事処も

笑ってしまうのはその打たせ湯の前に、これまたまことに適当な感じのカーテンが付けてある。ホームセンターで買ってきた組み立て式のパイプ家具に、ビニールのカーテンを取り付けたような手作り感あふれるしろもの。打たせ湯の飛沫が飛ばないようにの工夫だと思うが、ちょっと面白かった。

食事のメニュー

こちらのお湯は半透明。ヒスイの緑色に近い。

温泉の説明

長方形の部分は左にそのまま続いて寝湯がある。そしてもう1室、隣にある浴室は窓を閉め切って内湯にしてあるが、暖かい季節には窓を開けて露天風呂になるのかもしれない。ここには木製の正方形っぽい浴槽があった。

浴室の暖簾

大小の浴室のお湯は源泉は同じだそうだが、小さい方はあまり緑色に見えない。においは柔らかめの金属臭。味は出汁が効いた甘塩味。

休憩室

源泉温度は非加水非加熱で掛け流しにできるので恵まれている。浴槽ではおおむね41～42度。特筆すべきはアワで、湯口の周囲はアワのせいで白く濁って見えるほど。お湯の中を漂うマイクロなアワがとても多い。入っているとアワが体に付くというよりも、アワの中に入っているみたい。これはなかなか。

ロビー

小さい方の浴室のお風呂に入っていたら、後からもう一人可愛らしい年配の人が来て、親しみやすく話しかけてくれるんだけど、話が永遠にループしてしまって終わらない。4つか5つの会話をランダムに繰り返す感じ。時間を巻き戻しているんじゃないかと不安になってしまった。