子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★★ お湯は適温
- 設備★★★★★ 雰囲気★★☆☆☆ 脱衣所にベビーベッドあり、浴室にベビーチェア、おもちゃ、じょうろ、シャンプーハットあり
子連れ家族のための温泉ポイント
バブルの頃にはAPPIのロゴとウサギのマークを車に貼るのが首都圏で流行っていたとWIKIにまで書かれた安比である。当時は「私をスキーに連れてって」時代であり、猫も杓子もスキー板を積んで高速道路を北へ走らせた、そんな時代だった。
東京からは関越道で行かれる群馬・新潟のスキー場が近かったが、遠いだけに安比高原にはステイタスがあった。まああれだ、うちの夫の車にも独身時代にはAPPIのロゴとウサギのマークが貼られていたし、お正月には安比までスキー板を積んでドライブしていた。
その安比は今はどうなっているかというと…スキーブームが去った後はインバウンド需要で相変わらず総合リゾートとして岩手県に君臨していた。敷地内で家電まで売っているんですよという話。それはそれですごい。
温泉はというとこれが以外にも安比のリゾートには2017年まで露天風呂がなかったというのだ。こういう総合リゾートに温泉施設を作るなら、普通は最初から露天風呂も作りそうだが。
その理由は安比はあくまでもスキーなど冬期がメインのリゾートとして運営されてきて、ウィンタースポーツの後に体を洗って温まるなら屋内で十分という考えだったらしい。むしろインバウンドがオールシーズン、コンスタントに滞在して、グリーンシーズンの目玉の一つとして露天風呂が浮上したということらしい。
それで作られたのがリゾート内の日帰り温泉 白樺の湯なのだが(正確には2017年にリニューアル)、それではホテル内には温泉はないのかというと、一応以前から内湯のみの大浴場がある。
このホテル安比グランドの温泉だが、加熱加水循環消毒ありなのは仕方ないとして、逆にあまり温泉としての期待をしていなかったぶん、入ってみたら意外に質が良かった。
まず浴室の大きさはかなり大きい。ただしホテルの規模からいったらもっと大きくても不思議はない。そして浴室のサイズのわりに長方形の浴槽は小さい。
温度は少し熱めで色は無色透明。カルシウムっぽい肌触りがあり、湯上がりはつるつるになった。
安比高原は北東北のほぼ中央に位置するので、周辺観光をするのにここをベースにするといいんですよと聞いたが、確かにスキー場のイメージだけで終わってしまうのはもったいないかもしれない。
※お部屋や食事など、安比温泉 ホテル安比グランドの宿泊についての詳細はLINEトラベルjpの記事今やスキーだけじゃない!岩手「ホテル安比グランド」の楽しみ方をご覧ください