子連れ家族のための温泉ポイント
- 湯温★★★★☆ 泉質★★★★★ 温度は調整可
- 設備★☆☆☆☆ 雰囲気★★★★★ ワイルドすぎるがパパの協力があれば
子連れ家族のための温泉ポイント
実際に行くまでそんなすごい絶景露天風呂だとは知らなかった。だから行って目の当たりにして本当に感動した。ええええええー、何この光景!あるんだ、本当にこんな露天風呂が!って。
白山白川郷ホワイトロードは石川県と岐阜県を結ぶ全長33.3kmの林道。通行は有料で冬期は休業だ。
特に石川県側に滝が多く見どころも満載。展望スポットごとに写真を撮りたがる私は蛇谷園地駐車場でも車を停めてもらって、そこで遊歩道へのゲートを見た。
本当にその時まで親谷の湯の存在を知らなかった。ゲートに姥ヶ滝の説明が書いてあって、そこに露天風呂、足湯ありますと書かれていた。思わず夫を振り返り、「行ってみていい?」と聞く。
「30分で戻ってくるなら」
「往復30~40分って書いてあるよ」
「じゃあ40分で」
「一緒に行く?」
「いかない」
だろうと思った。暑いの嫌いだものね。7月の空は晴れて太陽ぎらぎら。歩くにはまったく適さない天候。
それで一人で歩き出したけど、よく考えたら往復40分なのに40分で戻ってこなきゃいけないって、入浴時間がまったく無いじゃないかっ。
少しでも時間を稼ぐために早足で歩く。まずはひたすら下に続く階段。気が遠くなりそう。それより帰りの登りが怖い。
下まで降りると川に沿って平坦になる。足下は舗装路がほとんどだが、一部未舗装で石がごろごろしているところもある。
しばらくしてまた登り。ようやく何か見えてきたぞっと。
それを目の当たりにすると誰でも驚くと思う。山肌を伝いながら流れ落ちる姥ヶ滝が真正面。これまたすごいところに露天風呂を作った。日本有数の絶景と言っていいんじゃないか?
しかしそこで初めて気づいた。これって混浴?それに脱衣所のあまりにもテキトーなこと。しかも私の到着と前後して来た男性が、さくさくと先に入ってしまったではないか。
悩んだ。悩んだけどさぁ、この景色でしょ、この露天風呂でしょ? ええいもう、入るしかないでしょ。ついでに先に入っていた男性には(お連れの方にもお願いして)、写真のモデルになってもらった。どうもありがとうございます。
⇒そうしてできた記事 石川・白山麓のワイルド露天風呂3選―絶景も混浴もお任せ!
お湯はほぼ透明(女性にはハードル高し)。気持ちぬるめの適温。湯口の所には専用の竹筒があって、お湯が熱すぎたら川に流して、ぬるかったら浴槽に落として、原始的ながら温度調節できるようになっている。
少~し白っぽい濁りがあり、湯の花は白か茶色の粒状。特ににおいは感じられず、肌触りは滑らか。
動きのない絶景と違って、目の前の姥ヶ滝は常に流れ続けている。だから見飽きない。がしかし、あまりにも開けっぴろげな露天風呂に長居は難しかった。
露天風呂の一段上に足湯がある。そちらから見下ろすと、青ざめるほどに露天風呂がよく見えた。私が入っている時もこんなだったのかーっ。ヤバいわ。今更ながら。
足湯の後方にはトイレがあり、ここで水着に着替えて露天風呂に行くこともできるらしい。そんなん何も考えないで来ちゃったよ。そもそもこんな絶景って知らなかったし、混浴かもとは考えもしなかったし、温泉の存在すら来るまでは…