子連れ家族のための温泉ポイント
- 湯温★☆☆☆☆ 泉質★★★★☆ かなり熱い可能性あり
- 設備★☆☆☆☆ 雰囲気★★★★☆ 子連れは熱かったら足湯だけにした方がいいかも
子連れ家族のための温泉ポイント
旧名「白山スーパー林道」こと「白山白川郷ホワイトロード」の白山側入口の近く。中宮温泉という温泉地がある。以前はもっと何軒も旅館が建っていたのではないかと思うが、現在営業しているのはにしやま旅館とくろゆり荘のみ。
ここにワイルドな露天風呂がある。管理はにしやま旅館が行っているようで、きちんと男女別に分かれているし脱衣所もある。が、ちょっと適当な感じは野湯っぽい。
訪ねたときは夏の日曜日で、鄙びた風情の温泉地にもかかわらず狭い駐車場には車がいっぱい停まっていた。
そしてそこからどこに行けば露天風呂があるのかよくわからなくて困った。中宮温泉に至るまでの道々にはやたらと露天風呂や足湯があるという看板が目に付いたのに。
とりあえず坂を上ってみたら新たな看板発見。薬師堂まで120mと書かれていて、その下に薬師の湯(露天風呂 足湯)とある。その矢印に従って、にしやま旅館の正面と延命の湯という足湯と飲泉所の間を通過する。
この延命の湯の飲泉所は行きには何も出ていなかったが、帰りはちょろちょろとお湯が出ていた。ぬるくて茶色で味見をするとわずかに鉄分と塩味あり。じゅわっと炭酸水素塩泉らしい感触も。ただし本来の中宮温泉は熱いし茶色くないらしいので、この時はまだ出し始めでまだ本来の温泉の姿ではなかったらしい。
さて、薬師堂を目標に歩いて行くと途中で家族連れとすれ違った。薬師の湯の露天風呂帰りかと思ったが、後から思えば入れなかったんじゃないかな。もしくは足湯のみか。
すぐに滝と薬師堂が見えてきた。女湯の小屋があったがまずは足湯を探そうとぐるっと裏手に回ったら、いきなり男湯とおぼしいところに出てしまい焦った。誰も入っていなかったが、びっくりして踵を返してしまった。
実はこれ、男湯露天風呂と足湯は隣同士にあり、丸見えになるらしい。夫が入浴しているときに足湯を探しに来たおばさま方がいて互いにぎょっとしたって。そりゃそうだろう。
入浴料は脱衣所の小屋の入口に料金箱があるのでそこに投入する。脱衣所は狭いが綺麗にしてある。
早速お風呂に行こうと暖簾をめくると、おや黄緑色の鮮やかなお湯。青もみじが覆い被さるように塀から枝を伸ばしていて雰囲気は上々。
かんかん照りだったので足下の石が熱くて、早くお湯に避難しようと足を入れたら…石より熱くないか?このお湯!想像したよりむちゃくちゃ熱いぞこれ。
見ると湯口がすぐ近くで、ここから熱いお湯が流れてくる。そして底の石が苔で滑る滑る。油断したら絶対転ぶ。
温泉自体は滑る肌触りと濃すぎない塩っぽさがあっていいんだけど、熱いのに動くと足下が滑るので逃げるのも困難。汗も引かないし、いや、もう…
でも見上げると青空と木々の緑でホント雰囲気はいいんだよなぁ。