横川温泉 中野屋旅館

源泉蛇口からはゆで卵臭の鉱泉が

  • 所在地 茨城県常陸太田市折橋町1404 TEL 0294-82-3311
  • 泉質 単純硫黄冷鉱泉(低張性アルカリ性冷鉱泉) 源泉名:横川鉱泉
  • 立ち寄り湯営業時間 9:00~21:00
  • 日帰り温泉入浴料 温泉のみ500円、岩盤浴込み1,000円、他に食事や休憩込みのプランもあり
  • 設備等 男女別内湯、貸切風呂、岩盤浴
  • 公式サイトURI http://www.satomi-nakanoya.com/
[2021年4月のデータ ただし入浴料、定休日等は2021年12月のデータ]

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  • 温度★★★☆☆ 泉質★★★★☆   温度は少し熱め、滑りやすいので注意
  • 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★☆  ベビーベッド代わりになる畳台あり

横川温泉 中野屋旅館 体験レポート

横川温泉 中野屋旅館の温泉

蛇口1つで印象が180度変わった温泉。ホントにあの蛇口に気づいて良かった。

中野屋旅館の外観
中野屋旅館の外観

本当は違う宿に泊まるつもりだったが、コロナ蔓延防止の観点からキャンセルせざるを得ず、違うところを探して最終的にこちらの横川温泉 中野屋旅館を予約した。

中野屋旅館のロビー
ロビー
中野屋旅館の中庭
中庭

横川温泉は茨城県には珍しく小規模ながら温泉街を形成している温泉地。源泉は中野屋の他、巴屋旅館、山田屋と共通の鉱泉のようで源泉温度は13.2度と低いがpHは10.04でかなりのアルカリを指している。

中野屋旅館の客室
泊まった部屋
中野屋旅館の貸切風呂
使わなかったけどこちらが貸切風呂

お宿の規模はそこそこ大きく、駐車場には立派な送迎バスが泊まっていた。建物は中央に中庭のあるロの字型。お部屋は旅館の客室なんだけど、どことなく民宿っぽさがある雰囲気。狭くはないけどどうしてそう思うのだろう。

中野屋旅館の夕食
夕食
中野屋旅館の夕食の鍋
中野屋旅館の朝食
こちらは朝食
ジムマシンとマージャン卓
ジムマシンやマージャン卓などもあった

温泉旅館としては珍しく、ここは岩盤浴もある。それも温泉の蒸気を利用した岩盤浴らしい。そんなに岩盤浴が好きなわけではないのだが、せっかく泊まる宿に付いているなら体験してみようと追加料金600円を払ってお風呂の前に岩盤浴から入ってみた。

岩盤浴の説明

岩盤浴ルームも男女別で、中はマットを敷いてもかなり熱い。長く横になっていると背中が低温火傷しそうなくらいに熱い。しかも何故か畳んだシーツを乗せたワゴンが置いてある。蒸気で湿るんじゃないかと心配になる。

中野屋旅館の温泉岩盤浴室
中野屋旅館の温泉岩盤浴室

大浴場は窓は広いが内湯のみ。無色透明で成分は薄いが非常ににゅるにゅるするアルカリ泉。沸かして温度はきもち熱め。においは分析表には弱い硫化水素臭とあったが弱い塩素消毒臭しかしない。まあこんなものか。

中野屋旅館の温泉浴室
浴室

ところがこの時、浴槽の脇にある蛇口に気づいた。浴槽に入れるためじゃなくて、少し離れて、でも洗い場のカランとも違う感じ。

中野屋旅館の洗い場

そしてその蛇口にはなんと「源泉 飲めます」という札が下がっているではないか。

中野屋旅館の源泉蛇口
これがその源泉蛇口

早速蛇口をひねると冷たい水が出てきた。すくってみると顕著なゆで卵のにおい、そして飲んでみればゆで卵の味。衝撃的!

中野屋旅館の温泉浴槽
浴槽のお湯より源泉蛇口の方が温泉らしさがはっきり

それで、浴室には他に誰もいなかったので私は蛇口をひねって源泉を洗面器に受けてはそれでばしゃばしゃと顔を洗いながら湯舟に浸かり続けた。ちょうどギリギリ手が届く位置なので、熱いお風呂に入りながら冷たい源泉で顔を洗い続ける。これ、極楽です!嬉しい!

白い湯の花が漂う横川温泉
浴槽内に漂う白い湯の花

だけどこのことを夫に教えたのに、彼は男湯の蛇口には何も札が下がっていなくて、見た目、清掃用の蛇口に見えたからとひねってみなかったんだって。なんてもったいない。この温泉の真の価値はあの蛇口にこそあるのに。

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