湯ノ岱温泉 上ノ国町国民温泉保養センター

含二酸化炭素の2本の源泉が楽しめる日帰り温泉

  • 所在地 北海道檜山郡上ノ国町湯ノ岱517-5 TEL 0139-56-3147
  • 泉質 含二酸化炭素―ナトリウム・カルシウム―塩化物泉(低張性中性温泉)源泉名:湯ノ岱温泉 1号井、ナトリウム・カルシウム―塩化物・炭酸水素塩泉(低張性中性温泉)源泉名:湯ノ岱温泉 2号井
  • 営業時間 10時00分~20時00分(最終受付19時30分)
  • 定休日 毎月第1・第3月曜日(祝祭日の場合は翌営業日)、年末年始(12月31日から1月2日まで)
  • 日帰り入浴料 大人350円、子供500円、幼児200円
  • 設備等 男女別浴室、休憩室、美容室など
  • 公式サイトURL http://www.town.kaminokuni.lg.jp/hotnews/detail/00000167.html
[2022年11月のデータ ただし、入浴料、日帰り受付時間等は2024年1月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★★★ 泉質★★★★☆   塩泉なので長湯に注意、お湯はぬるめ
  • 設備★★★★☆ 雰囲気★★★☆☆ 脱衣所にベビーベッド代わりに使えるベンチあり

湯ノ岱温泉 上ノ国町国民温泉保養センター 体験レポート

湯ノ岱温泉

正式名称は「上ノ国町国民温泉保養センター」、単に「国民温泉保養センター」と呼ばれることもある。通称が「湯ノ岱(ゆのたい)温泉」。ちなみに源泉名も「湯ノ岱温泉」。

湯ノ岱温泉の外観
湯ノ岱温泉の外観

なお、外観の入口の上は、元は正式名称の看板が貼ってあったものと思われるが、剥がしたのか、剥がされたのか、現在は何も表示が無く、何かこう、うら寂しい雰囲気を醸し出している。

湯ノ岱温泉のバス停
湯ノ岱温泉のバス停

バス停もあるがバスの本数は少ない。でも人気の温泉センターらしく、浴室はけっこう賑わっていた。

湯ノ岱温泉の券売機
券売機、町内外の金額が違う

源泉は2本。1号井が塩化物泉で、2号井が塩化物・炭酸水素塩泉。とはいえ、両方とも含二酸化炭素泉だし、1号井にも泉質名に現れないレベルで炭酸水素イオンが多めだから、全然タイプの違う温泉というわけではない。

そして、そう、二酸化炭素泉なんだね、ここ。へー。

湯ノ岱温泉の館内
館内

浴室の構成は、入って手前に2号井の浴槽が2つ、奥に1号井の浴槽が1つ。2号井の2つは、一番手前が38度の源泉。二つ目がその源泉に加水加温した41度の浴槽。

奥の1号井は浴槽は一つだが気泡浴になっていて、向かいに別途源泉打たせ湯がある。

洗い場はシャワー、カランはあるがシャンプー類などアメニティの設置はない。

湯ノ岱温泉の浴室入口
浴室の入口、飾り気がなく公共の施設っぽい

浴槽は全て岩だと思われる。思われるというのは析出物であまり原型をとどめていないから。岩と岩の間は全て漆を塗ったようにつややかに析出物が埋めている。まるで盛り上がって固まったマグマのよう。浴槽の内側は、お湯の表面辺りにテーブルサンゴのような析出物が育ちつつある。

床はもちろんミニパムッカレ。凹凸の凹みには、冷たい源泉水が溜まっている。

湯ノ岱温泉の休憩室
休憩室

2号井の湯口は狭まっている箇所にあり、お湯の中からの注入になる。そこから出てくるのは大量のアワ。肌触りは滑らず、ほんのりゆで卵臭と金属臭。男湯はここがアワアワだったらしいが、女湯ではそこまでではない。シュワシュワとお湯とアワが出ているところに、手をかざしてやっとアワが付くというところ。

色はうす濁りの黄色+渋めの緑。

湯ノ岱温泉の美容室
美容室もあった

一方、奥の1号井は体温より低く感じて、入るとヒンヤリする。ボコボコと気泡浴になっているのでアワは分かりにくいが、色は酸化して渋めの緑色にしっかり濁っている。

浴槽内は体温より低いが、湯口近くは少し温かい源泉に触れられる。塩味でじゅわじゅわした炭酸を感じるが、甘みも強い。打たせ湯のお湯もやはり甘塩じゅわじゅわ。この打たせ湯の見た目もなかなかヤバいんだよね。なんというか、析出物で映画のエイリアンみがあるというか…。

1号井の浴槽の縁は赤茶色で、こんもりコーティングされているさまが、まるでチョコレートファウンテン。でもなんで人工のジャグジー状にしちゃうかな。勿体ない。

湯ノ岱温泉のロビー
ロビー

湯上がりは少しカサつき、しばらく経ってから体の中からぼわーんと温まった感じがする。

というわけで、お湯だけを目的に行く価値のある温泉だと思う。

湯ノ岱温泉 上ノ国町国民温泉保養センターへのアクセス(地図)と口コミ

近隣の子連れ遊び場情報

  • 道の駅 上ノ国もんじゅ
  • 開陽丸記念館